CAST18
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原作知識だ。
もしかしたら間違いがあるかもしれないけど、概ね合っているだろう。
「で?」
「でっていう?」
「なんでそのガーディアンがアンタに付くのよ?」
ネタをシカトされた挙げ句真面目な話である。
「なんでって…いろいろあるんだよ」
「そのいろいろっていうのは…言えない事?」
今の魔法業界では、歓迎されない話どころか非難の的だろう。
四葉の戦力を増強したも同然だからだ。
片方、つまり四葉深夜を治療した事は言える。
忘却の川の女帝が病弱というのはイツワ・ミオが病弱であるのと同列に語られている。
曰く、強力な魔法にはサイオン以外の代償が必要である照査であると…
だから、そちら関しては問題ないだろう。
「まぁ…レテ・ミストレスの病を治療した…それだけだ」
「レテ・ミストレスを治療したですって!?」
「声がデカいよバカ!隣で話してんだぞ!」
「アンタバカじゃないの!?これ以上四葉が強くなったら師補二十八家や百家が束になっても敵わなくなるのよ!」
とまぁ、エリカが言った事が現在の魔法業界で危惧されている事だ。
こりゃぁ、真夜さんを回復させたなんて言えねぇな…
まぁ、どのみち言わんが。
「大丈夫、こっちから手を出さない限り四葉家は基本的には無害だ」
「そんなの!…………いや…見てきたアンタが言うんだから、そうなのね…」
「少なくとも真夜さんも四葉深夜も、自分から手を出すような人じゃないだろう」
次の瞬間、バタンとドアが開いた。
「ええ、その通りです」
「「!?」」
「あら?そんなに驚いてどうしたの?」
ドアから母さんと水波さんが顔を覗かせる。
「あ、それと〜水波ちゃん今日から家に住む事になったわよ」
「「え!?」」
「ガーディアンの義務をアンナ様にご説明した所…」
「こんな可愛い子なら私は大歓迎よ?」
「ちょっ…母さん、それってマズイんじゃ…」
「住み込みの門下生も居るんだから大丈夫と思うのだけれど…」
それはそうだが…
「丈一郎さん達には私が話しておくわ」
そうして、トントン拍子で事は進み、水波さんは家の離れ…つまりは俺達と一つ屋根の下で暮らす事になった。
その晩。
「白夜様」
「どうしたの?水波さん?」
部屋に戻る途中で、呼び止められた。
「白夜様。私の事は名前で、呼び捨てにしてください。
上下関係ははっきりさせたいですので」
あ、あぁ…なる程ね…
「水波。でいいかな?」
「はい、それと、敬語も止めてください。
私はガーディアンで、貴方はマスターなのですから」
マス
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