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ヒロシ:「それは、、」
ヒカリ:「古代書?」
マリナは手に持っている古代書の
ページを適当に開き、
サトシの目の前に広げた。
すると、、
サトシ:「、、民を導く尊の傍ら、
民を裁く尊あり。心を違えし
二つの力、二人の尊は道を分かつなり」
ヒロシ:「!?」
タケシ:「なにっ」
マリナ:「、、、」
サトシは古代書を手に取ると、
目を通して解読した。
サトシ:「力を望む来訪者、二人の尊に
救いを求めん。民を導く優しき尊、
その力を契約し、来訪者と共に大地を渡らん」
マリナ:「、、どうやら本当のようね」
ヒロシ:「サトシ、、」
カツラ:「ふむ、、。
これはまた不思議じゃな」
マリナ:「もういいわ、、ありがとう」
カツラ:「いや、もうちっと続けとくれ」
サトシ:「残りし尊、精霊を操りし時、
民は尊の力を恐れん。やがて里には
歪みが生まれ、その歪みは孤独を生まん」
ヒカリ:「、、、」
サトシ:「尊が力を放つ時、主は尊を追放せん。
世を渡り、孤独に巻かれしその心、尊の魂
闇となり、その地で炎は吹き荒れん。
戦火の中に尊在り、その地は後に無とならん。
精霊の声聞こえし時、
既に破滅は逃れられん、、」
その時、サトシが首から下げている
結界石が光った。
サトシ:「この変で終わっていいですか?」
マリナ:「あ、、うん。ありがと」
サトシ:「これ以上読んだら、また
憑依されそうな気がして、、」
サトシが古代書をマリナに返すと、皆は
目を丸くしてサトシを見つめた。
ヒロシ:「サトシ、今は何ともないのか?」
サトシ:「あぁ。以前なら見ただけで
頭痛とか色々あったけど、この結界石が
体への負担を軽くしてくれてるみたいだ」
タケシ:「お前、本当にもう一つ魂が
宿ってるのか」
サトシ:「今は表に出てないけど、
この先シルフと戦えば、またもう一つの
魂に操られるかも知れない。その時は、
倒れる事はないって言ってたけど、、」
カツラ:「ふむ、、もう一つの
魂もそうじゃが、サトシ君に結界石を
渡した人物も気になるのう」
サトシ:「アキノさんですか?
確かにあの人は不思議な人です。
なんか、若いようで若くないような、、。
それに、何となく初めて会った気もしないと
言うか、、とにかく、俺からの情報は
そのくらいです。明日はどうするか考えないと」
カツラ:「明日の事じゃが、今夜1日だけ
ワシに時間をくれ。ワシも入念に
策を練る必
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