暁 〜小説投稿サイト〜
名無しの複数世界探索物語
第一部
第一章
3,学校生活始動!
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4月某日、始業式兼入学式が行われた
新しい学年、新しいクラスメイト、まだ2年生の自覚が無い中一人落ち着いた生徒を見かけた
青みがかかる髪、眼帯、包帯…この出で立ちは明らかに中二病患者だ…
ちらっと時計を見るともうすぐHRの時間になるみたいだ…
周りを見ると各々席についてくようだ
そしてその日、最も恐れていた事が起きた
「七宮・神月 恋人疑惑」が浮上した
理由としては、休み時間に後ろから抱き着かれたこと
そしてお昼に持って行った弁当から浮上したことだ
どうすれば最善の一手を導き出せるだろう…(ー'`ー;)
@違う と言う
 この手は、周囲に妬まれないが本人が不満
A肯定する
 明らかに喜ぶ人が一人だけ
…早々に詰んでいる気がする
という事でなんとかごまかして切り抜けた
「…ふぅ」
屋上で雲ひとつ無い青空を眺める
こんな日はぼぉーっとするのが一番かな
仰向けで眼をつぶる
そよ風、鳥のさえずり…心地好いなぁ
どれくらい時間が経っただろうな
そろそろ午後の授業に戻ろう…
「…うにゅぅ…」
「え…は?」
声が聞こえた左側には七宮が寝てた
「起きろ…そろそろ戻るぞぅ?」
耳元で囁くが効果見られない
「ったく…」
とりあえず起こしてみようと努力する
「起きたらプリン奢ろうっかな〜」
「う…ん」
おっ…覿面か!?
「ホント…?」
「起きたらいいけどなぁ〜」
「分かったよ…」
おや、もうお目覚めか
弱みは握ったら離すなよ!読者の諸君(^▽^笑)
まぁこんな感じで午後の始まりを迎えた
平和な日常の始まりの筈が、最初から最悪に変わった
午後一番の授業で震度7弱の地震が起きた
落ちて来る蛍光灯、亀裂が入る天井や壁 悲鳴
「きゃっ…」
七宮の悲鳴が耳に届いた
天井にヒビが入り、落ちることは簡単に予測できる
即座に駆け出すのと当時に天井が落ちて来た
いまだに揺れがおさまらない…足場が不安定だ
まず空間の変化で七宮の側に移動する
次に威力の変化で落ちて来る天井の欠片を逸らす
…狙いは確実に行った為成功した
揺れがおさまると辺りを確認した
重傷者はゼロ かすり傷でみんな済んだようだった
すぐさま校庭に駆け出る
その途中…不思議な感覚に見舞われた
まるでここではない世界に飛ばされたような…
そこで気がついた
ここ…日本じゃない別の場所だ!
石造りの家、獣と人の中間の者 顔立ちも日本やらアメリカとも違う
「ここは…どこだ」
後ほど知ったがここはルグニカ王国の王都らしかった
「おいニィチャン」
低く声が響いた
「あんただよあんた」
…また僕かぁ
「えっと…何でしょうか?」
「リンガ買わねぇならどっか言っちまいな…」
ふむ…どう見てもこれはリンゴだよね?
「すみませ
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