男の通過儀礼
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もちろん切嗣は、その状況を盗聴しながら、チワワみたいにプルプル震えていた。
証拠隠滅のために家に爆薬を仕掛けて有るので、携帯で信号を送るだけで、家ごと全員始末できる。
現在イリヤとクロエとマイアとシャーレイだけ呼び出そうと工作している最中で「お前は知り過ぎた」ナタリアとママ、話を聞いてしまったセラとリズも口封じのために爆破される。
保険として、オーギュストにすら気付かれないように、ルヴィア邸にまで爆薬を仕掛けていた切嗣。
ハッテン場になった風呂屋の脱衣場で士郎に携帯を手渡し、会話の内容も士郎に聞かせて「当然の正義の行為、正当防衛爆破」を行う、じばくそうちのスイッチを押させる。
これは正義を行えるかどうかの、男としての通過儀礼のようなものである。
「士郎、君には僕の殺し方を見せていなかったね」
以前、ソラウさん人質にしてランサー自決、エルメロイ卿夫妻をぶっ殺し、マイアにも射殺させ、怒ったセイバーとは会話すらせず、アイリに向かって話したように、シローきゅんにだけ話していた。
表情もアイリに言った時のように笑顔だったが、当時と同じく目は全く笑っておらず、病んだ目で目の下側にとても力が篭って、悪役線まで出ていた。
「奴らが得意絶頂、思い上がって誰かを笑いさざめいて大喜びしている至福の瞬間を狙って、あの世に送ってやるんだ」
もう鬼神の表情に変化し目と耳から血が混じった汁を出して、脳みそ煮えたぎって怒り狂っている切嗣。
実の父親を射殺したり、家族として世話になったり、女として愛し合ったメスでも、スティンガーミサイルとか打ち込んで旅客機ごと撃墜できるかどうか試される、切嗣から士郎への、成人の儀式で試験でもあった。
「「お、親父…」」
ルヴィア邸の大浴場の会話を聞いて、義父と同じく、チワワみたいにプルプル震えている士郎。
ルヴィアと凛は、そう言う恩知らずな奴だと知っていたが、あの桜と桜人形、美遊、アンジェリカまで堪えきれずに大爆笑しているのを聞かされた。
「分かったな、士郎。女とはそう云う生き物なんだ、愛だの恋だの言っているのは、そう言っている自分が可愛いと思っている、インスタ映えだけを競う魔女だ。過去のお前との決別、正義を行える戦士として、そいつらに思い知らせてやれっ、墓場の中で泣いて、お前をあざ笑ったことを後悔させてやるんだっ」
いつになくマジモードで、俯き加減で顔が黒い切嗣さんにも励まされ、男の通過儀礼を要求されるが、どう考えても私怨。
「「あ、ああ…」」
衛宮家
何故かインターフォンが鳴らされ、応対させられるセラ。笑いすぎて涙が出ていたが、目尻を拭いて室内機に出る。
「あ、セラ? そろそろ逃げないと、パパに家ごと爆破されるわよ」
外からクロエに話しかけられ
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