ペルソナ3
1954話
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ャドウがいない以上、ここにいる必要はない。
そう判断して告げると、全員が頷く。
そうして山岸の案内に従って真っ直ぐ進んでいくと……やがて、1つの部屋が見えてくる。
そう、山岸が最初に言っていた、多人数プレイ用の広い部屋。
『そこです。その部屋の向こうにイレギュラーシャドウがいます』
山岸の言葉に導かれるように、俺はその扉を開く。
手には既にゲイ・ボルグを持っており、いつでも戦闘可能な状態だった。
そして、姿を現したのは……風船のような腹を持つ、太ったシャドウと表現すべきか。
「全員、攻撃開始!」
美鶴の言葉に、その場にいた全員が行動を開始する。
俺もゲイ・ボルグを手に……イレギュラーシャドウの様子を見つつ、周囲を確認する。
山岸の言葉から、もしかして前回のように2匹のイレギュラーシャドウがいるのではないかと、そう思っていたのだが……部屋の中にいるのは、1匹だけだ。
なら、話は簡単だ。後は、向こうが妙な真似をするよりも前に、片付けてしまえばいい。
『雷系の攻撃は反射します! 闇と光が無効! それ以外は問題なく効果があります!』
山岸の言葉に従い、俺達は一気に攻撃を仕掛け……特に苦戦らしい苦戦もせず、あっという間にイレギュラーシャドウを倒す。
それこそ、戦闘時間は数分と掛かってはいなかっただろう。
「え? あれ? これで……終わり?」
予想外にあっさりと終わった戦闘に、ゆかりが呟く。
そんな気持ちを抱いているのは他の者達も同様のようで、どこか落ち着かない様子で周囲を見回し……
瞬間、俺は殆ど反射的に近くにあった鏡に向かい、鬼眼を発動していた。
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