第18話
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与えた!
「やれやれ、わざわざ敵の落ち度を指摘してやるなんて、相変わらず正々堂々が好きだね〜、ラウラは。」
「フフ、それが私―――いや、”アルゼイド流”の性分ですので。」
「クッ……―――フォルデ・ヴィント!死角から絶技による奇襲をするなんて、貴方には”ヴァンダール流”の使い手としての”誇り”はないのですか!?」
若干呆れた様子で指摘したフォルデの指摘に対してラウラが苦笑している中デュバリィは唇を噛みしめた後フォルデを睨んで指摘し
「”誇り”とかそう言うめんどくさいものは”本家”の連中が受け継いでいるから、”本家”の人間ではない俺達はやりたいようにやらせてもらうだけだ。それにメンフィルは奇襲、夜襲、暗殺と言った俗に言う”卑怯な手段”も十八番だし、第一”実戦”に”ルール”なんて存在しないぜ?”実戦”で相手が正々堂々な正面からのぶつかり合いの勝負に応じてくれるって思っているお前の方が随分とおめでたい考えをしているんじゃねぇのか?」
「だ、誰がおめでたい考えをしているですって!?というか”殲滅天使”といい、ステラ・ディアメルや貴方といい、1年半前の”七日戦役”や内戦の件といい、何でメンフィルはそんなに卑劣な手段ばかり取る事が多いのですか!普通、そういった手段は我々”結社”や”猟兵”のような裏の組織に所属している者達の専売特許ですわよ!?―――って、言った傍から……!ああもう……!どうしてわたくしばかりこんな目に……!」
「そんじゃ、俺達も始めるとするか。」
「フフ、承知した。」
フォルデの話や正論を聞くと怒りの表情で反論したが、ステラによる問答無用の狙撃に気づくと回避や防御行動に移り、フォルデとラウラもステラの狙撃に続くようにデュバリィとの戦闘を開始した。
「フィーちゃん、エリオット君、ラウラちゃん、フォルデさんにステラちゃんも……」
「……トールズ旧Z組にメンフィル帝国の特務部隊。助かったがこのタイミングは……」
フィー達の登場にトワが安堵の表情をしている中ミハイル少佐はフィー達の登場のタイミングの良さに呆れていた。
「ふーん、口先だけじゃなかったみたいだね?ぬるい道を選んだと思ったけど紫電ってヒトの薫陶かな?」
一方列車の屋根でフィーと武器の打ち合いをしていたシャーリィは一旦離れた後興味ありげな様子でフィーに問いかけた。
「否定はしない。でも、まだそっちの方が上かな?」
「あはは、それが言えるだけでも十分凄いとは思うけど。……いいね、妖精。改めて気に入っちゃったよ。」
「こちらはお断り。」
そして二人が再び戦闘を再開しようとしたその時
「ええい、小腹を満たしたならとっとと行きますわよ!」
ラウラ達との戦闘を一旦中断したデュ
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