第18話
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止めさせてもらおうか。」
娘の声が突如聞こえ、声に気づいたデュバリィが視線を向けると高い丘にいつの間にか大剣を構えたラウラがいた。
「くっ………現れましたわね!」
「奥義――――”洸凰剣”!!」
ラウラの登場にデュバリィが表情を引き締めて迎撃をしようとしたその時ラウラは高い丘から突撃してデュバリィに闘気によって蒼く輝く大剣による強烈な一撃を叩き込んだ!
「くうっ……こ、ここまでとは……ラウラ・アルゼイド―――皆伝に至りましたわね!?」
ラウラの強烈な一撃を盾で防御したデュバリィだったが、あまりの威力に後ろへと下がらせられた後ラウラを睨んだ。
「フフ、お陰様でな。これでそなたらともようやく対等に渡り合える。」
「くっ、生意気な……―――なっ!?くっ………」
ラウラの言葉にデュバリィが唇を噛みしめたその時突如デュバリィに向かって狙撃が次々と放たれ、狙撃に気づいたデュバリィは間一髪のタイミングで盾で防ぎながら回避行動に移ったが銃弾が僅かに肩をかすった事でうめき声を上げた。
「今の狙撃はまさか――――!やはり、貴女でしたか………ステラ・ディアメル!口上も無しにいきなり狙撃をするなんて、パンダグリュエルで撤退する為に背を向けたわたくしを撃った時といい、その卑劣さも相変わらずですわね……!前々から指摘しようと思っていましたけどそれが騎士のやる事ですか!?」
ラウラがいた高い丘でライフルを構えているステラを見つけたデュバリィは声を上げた後ステラを睨んで問いかけ
「”銃騎士”の本領の一つは敵に気取られる事無く狙撃を成功させ、味方を援護する事です。それに確か貴女の部隊の隊員の一人に弓の使い手がいて、星見の塔での”特務支援課”の皆さんとの戦いで人形兵器達に”特務支援課”の相手を任せて、自身は”狙撃”による奇襲攻撃をしたと聞いています。私の”狙撃”による奇襲攻撃を”卑劣”と評した貴女のその言葉は貴女の仲間―――”魔弓”にも当てはまると理解していて、発言しているのですか?」
「ぐっ………!」
ステラの指摘と正論に反論できないデュバリィは唸り声を上げ
「フフ、それに先程私はそなたに対して、”そなたの本気は私達が受け止めさせてもらおうか”と言った。”ステラ達と共にそなたの相手をするつもりでいた私”の言葉をよく聞いていなかったそなたの落ち度だ。」
「くっ、やかましいですわ!―――――!?”ステラ達”という事はまさか他にも―――――」
ラウラの指摘に対して反論したデュバリィだったが、すぐにある事に気づいて血相を変えて周囲を見回したその時
「絶――――蒼龍天雷槍!!」
「あぐっ!?」
デュバリィの死角から全身に雷を迸る蒼き竜を宿したフォルデが突撃してデュバリィに強烈な一撃を
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