第18話
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逸早く気づいたリィンは厳しい表情を浮かべ、ランディは舌打ちをし
「し、死角を……!」
「くっ、狙いは車両―――」
トワは不安そうな表情をし、ミハイル少佐は唇を噛みしめた。
「うおおっ……!?」
「ひええっ……!」
突撃してくるシャーリィを見た生徒達は悲鳴を上げ
「ほらほら!巻き込まれたくなかったらとっとと逃げなよねぇ!」
そしてシャーリィが車両に近づいたその時、シャーリィの頭上から銃弾が解き放たれ、突然の奇襲に気づいたシャーリィは一旦下がった。
「え………」
「うふふ、なるほどね。となるとアルトリザスにいる他のメンバーも――――」
シャーリィへの奇襲を見たティータが呆けている中レンは小悪魔な笑みを浮かべていた。
「あははっ……!ナイスタイミングだね!」
「………バッドタイミングの間違いだと思うけど。」
「………あ………」
「フィーさん……!」
シャーリィの言葉に対して列車の屋根にいるフィーは静かな表情で答え、フィーの登場にリィンは呆け、セレーネは明るい表情を浮かべた。
「3年―――いや4年ぶりかな?おっきくなったねぇ!”西風の妖精”!」
「”血染めのシャーリィ(ブラッディシャーリィ)”―――……ううん、結社の”紅の戦鬼”。4年前は敵わなかったけどこっちもそれなりに成長した。今日は届かせてもらう。」
「アハッ、いいよ!それじゃあ小手調べと行こうか!」
フィーの言葉に好戦的な笑みを浮かべて答えたシャーリィはフィーとの戦闘を開始した!
「まさか”旧Z組”が他にも来ていたとは……しかもあの娘は確か………!これは――――」
一方二人の戦いの様子を見守っていたデュバリィは突如戦場に響き始めたバイオリンの音に気づき、音がしてくる方向へと視線を向けた。
「響いて――――レメディ・ファンタジア!!」
デュバリィが視線を向けた方向―――列車の屋根でバイオリンに変形した魔導杖で演奏をしていたエリオットが演奏を終えると何と戦闘によって傷ついた生徒達の傷が回復し始めた。
「おおっ、動けるぞ……!?」
「なんて綺麗な音色……」
「エリオット……」
「す、凄い……」
「魔導杖の特殊モードによる戦場全体の回復術ですか……」
「ふふっ、さすがはエリオットさんですわね。」
エリオットの回復術に生徒達だけでなく、リィンやセレーネも驚いたり感心したりしていた。
「つ、次から次へと……いいでしょう!ならばわたくしも本気を――――」
次から次へと現れるリィン達に対する援軍に顔に青筋を立てて身体を震わせていたデュバリィが本気を出そうとしたその時
「その本気は私達が受け
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