第18話
[3/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「危ないから離れて……!」
「くっ、どこだ……!?」
「―――あそこだ!」
「っ………!」
列車や機甲兵を襲撃した張本人―――空港付近で出会った赤毛の娘は高い丘で対戦車砲を片手に持って騎士装束の娘と共にリィン達を見下ろしていた。
「シャーリィ、てめえっ!!」
「うふふ、まさかそっちから”殲滅”されにくるなんてね。」
ランディは赤毛の娘を睨んで声を上げ、レンは意味ありげな笑みを浮かべた。
「あはは……!ランディ兄、久しぶりだね♪」
「”血染めのシャーリィ(ブラッディシャーリィ)”……!それにあんたは――――」
「やはり結社に残っておられたのですか……」
厳しい表情で赤毛の娘に視線を向けたリィンはその隣にいる騎士装束の娘に視線を向けて厳しい表情をし、セレーネは真剣な表情で騎士装束の娘を見つめた。
「フフ、久しいですわね。灰の起動者に聖竜の姫君。”身喰らう蛇”の第七柱直属、”鉄機隊”筆頭隊士デュバリィです。短い付き合いとは思いますが第Uとやらに挨拶に来ましたわ。」
「執行者No.]Z――――”紅の戦鬼”シャーリィ・オルランド。よろしくね、トールズ第Uのみんな♪」
騎士装束の娘―――結社”身喰らう蛇”の第七柱直属にして内戦でも何度も剣を交えた”鉄機隊”の筆頭隊士―――”神速”のデュバリィと、同じく結社”身喰らう蛇”の”執行者”の一人にして、猟兵団”赤い星座”の”臨時”の団長を務めている”紅の戦鬼”シャーリィ・オルランドはそれぞれ名乗り上げた!
「くっ、結社最強の戦闘部隊と”執行者”の一人とは……!」
「結社と手を組んだとは聞いたが”執行者”になってたとはな……まさかガレスや他の”赤い星座”の連中も来てんのか!?」
予想外の強敵の登場にミハイル少佐が唇を噛みしめている中、ランディは厳しい表情でシャーリィに問いかけた。
「ふふっ、こんな楽しい仕事、ガレス達に任せるわけないじゃん。あくまで個人的な暇つぶしかなぁ?」
「まったく貴女は……少しは使命感を見せなさい!」
「執行者に鉄機隊筆頭……予想以上の死地だったみたいだな。問答無用の奇襲――――一体どういうつもりだ!?」
シャーリィの発言に呆れたデュバリィがシャーリィに指摘している中厳しい表情で二人を睨んでいたリィンは二人に問いかけた。
「ふふっ、決まってるじゃん。」
リィンの問いかけに対して答えたシャーリィは対戦車砲を地面に投げ捨てた後自身の得物であるチェーンソーが刃となっている特注のブレードライフルを構えた!
「………!」
「”テスタロッサ”………!」
「ほう〜?まさかここで俺達と
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ