第18話
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」
「……………(コクッ)」
「……了解です。」
「わかりましたわ。」
リィンの指示にそれぞれ頷いたユウナ達はメサイアと共にその場から離れてリィンの指示通りの行動を始めた。
「リィン。」
するとその時ラウラ達と共に来たエリオットがリィンを呼び止めた。
「エリオット、ラウラ……ステラにフォルデ先輩……そしてフィーも。ありがとう、助かったよ。」
「ん。ラウラとかミリアムみたいに再会のハグがしたかったけどちょっとそんな雰囲気じゃないね。わたし達も手伝おうか?」
「ああ、助かる―――ってミリアムのことまでなんで知っているんだ?」
「フフ、それは追々な。」
フィーの言葉に頷きかけたリィンだったが、フィーがその場にいなかったにも関わらず知っている出来事に困惑し、リィンの様子にラウラは苦笑していた。
「クク、しかしラウラやミリアムでハグなんだから、お前やエリゼちゃん達と”同じ立場”でありながら中々会う機会が無かったアリサが再会したら、ハグに加えてディープキスもするんじゃねぇのか〜?」
「フフ、アリサさんでしたらありえそうですね。」
「ん。その光景がわたし達でも目に浮かぶ。」
「まあ、1年前の最後の”自由活動日”の時も、人前であるにも関わらずミリアムのように、リィンに突撃した後自ら口づけをする程、リィンを慕っている様子を見せていたしな。」
「というかそういう話はせめて当事者の一人になる俺がいない所でしてくれないか……?」
フォルデのからかいにステラが苦笑している中フィーの言葉に続くようにラウラは困った表情で答え、フォルデ達の会話を聞いたリィンは疲れた表情で指摘した。
「アハハ……とりあえず僕も治療を手伝うよ。医務室は列車の中?」
「ああ、よろしく頼む。それにしても――――」
苦笑した後気を取り直したエリオットの申し出に頷いたリィンは”戦場”跡となった演習地を見回し
「……とうとう事態が動き始めてしまったか。」
「うん……そうだね。」
「それも氷山の一角。全貌がまったく見えない。」
「やれやれ……今回の出来事はアルトリザスと隣接しているメンフィル帝国領にとっても他人事じゃないだろうから、間違いなく今夜の件も既にリウイ陛下やシルヴァン陛下の耳に入っているだろうな。」
「はい………そして両陛下が例の”要請”を発動する可能性も非常に高いでしょうね。」
「ああ……―――明日は色々と忙しくなりそうだ。」
リィンと共に演習地を見回して重々しい様子を纏って呟いたラウラの言葉にエリオットは頷き、フィーは静かな表情で呟き、疲れた表情で溜息を吐いたフォルデの言葉に続くように呟いたステラはリィンに視線を向け、視
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