12 人は皆、知りたがり屋。
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
その後、Mr.バズーカ砲による屯所ツアーは続き、その後そのまま宴会に参加する形になった。
どうやら、私の歓迎パーティーらしい。
まだ始まるにはちょっと早いが、着いてしまったものは仕方ない。
案内された席に着くと、なんと左隣にはMr.バズーカ砲。
右隣にはMr.V字前髪。
つまり、副長と1番隊隊長に挟まれた席順なわけだ。
そして、他の大勢の隊士たちに正面を向いている感じである。
気まずい。とにかく、気まずい。
用意された席に座って、出されたお茶をすすった。
すると、同じように先に席に着いたほかの隊士たちが、私に話しかけてきた。
_「こんにちは、零杏さん。私も1番隊です。どうぞよろしくお願いします。」
なんだよ、なんでみんな私の名前を知ってんだよ。
_「いえいえ、こちらこそ。どうぞよろしくお願いします。
改めまして、久坂零杏です。
皆さん初めまして。」
_「零杏さんは、何のポジションになられたのですか?」
_「あ、すみません…私、詳しくはまだ、知らないのです。
とりあえず、1番隊に配属されたのは、今日の昼頃に、知りました。」
そんな会話を繰り広げていると、隣の上司が、口を出してきた。
_「零杏、お前、まだポジションの説明受けてないんでィ?」
_「ええ。まだ聞いてませんでした。」
_「なら、今のうちに教えときますかィ?
後でビックリしてひっくり返らないようにねィ」 黒笑
Wow,顔がヤバいですよ、顔から恐ろしい何かが出てますよ。
_「では、教えていただけますか?」
_「いいぜィ、教えてやらァ。お前は…」
_「副長秘書 兼 1番隊副隊長。」
あれ?今なんか、沖田以外の声が聞こえたような。
この声は……
あ! 副長!?
_「 副長 !?」
「土方さん!?」
声がかぶった。
いつの間にか隣の席ついていた副長が、タバコ片手にこちらを見ていた。
あぁ〜あ、敵じゃなければきっと惚れてる。
場が静まり返る。
_「え?私、副長補佐もすることになったんですか!?」
_「そうだ。」
と、涼しい顔をして、言う。
_「というと?」
_{つまり、零杏には、オレと総悟のアシスタントをやってもらうことになった。」
ゲゲゲッ!
_「あの…アシスタントとは、いったい何をすればよろしいのでしょうか?」
_「主に、オレの書類整理の手伝いや、斬り込み部長の補佐などをやってもらう。
あと、もう宴会がはじまるから、
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ