続、お蔵入りネタ集
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という人生観にとうとうアズも呑まれ、箍が外れてしまったという感じです。
しかし、これにメリージアが「こっちはまだ希望が残ってるのに、一番諦めの悪いオーネスト様が先に諦めてんじゃねえッ!」とビンタ。オーネストにぞっこんなリージュも「不幸になる事と不幸を気取る事は違う。今のアキくんは手に届くものを勝手に届かないと思って不貞腐れてるだけだよ」と敢えて突き放すような言葉を送ります。
アズ一人いないだけでオーネストというペルソナが崩れていく中、最後にオーネストを止めたのはティオナ。ティオナはオーネストが嫌いでしたが、嫌いな本当の理由は「オーネストは戦いが泣くほど嫌いなのに戦っているのが嫌だった」からだと告白し、今のオーネストを見て「オーネストは本当はアズを助けたい筈なのに、それから目を逸らして戦おうとしている。望まない戦いならもう戦うな」と彼を引き留めます。ティオナとしては、「これ以上オーネストが戦って負ければ、今度こそオーネストは二度と立ち直れなくなってしまう」という純粋な心配だったのですが、ここでオーネストはついに自分と向き合います。
不幸だとか手が届かないとか、関係ない。
オーネストはアズを助けたい。手遅れであったとしても、それは本心だ。
だから、オーネストは誰の為でもない、自分が「得る」為の戦いをしようと決心、覚醒します。
ちなみにこれのせいでティオナがオーネストを嫌いな理由がなくなってしまって二人の仲が急速に縮まったりするのですが、それはさておき覚醒オーネストは自分が元テティス・ファミリア団長の遺児であることを大々的に公開し、アフラ・マズタが神類滅亡の初めとして間違いなくオラリオを潰しに来る事を断言します。そして、それを迎え撃って望む未来を掴みたいなら、全員で戦えと演説します。
ゴースト・ファミリア、ロキ・ファミリア、イシュタル・ファミリア、ヘスティア・ファミリア、ヘファイストス・ファミリア、ガネーシャ・ファミリア、そしてフレイヤ・ファミリアは即答でオーネストの下に集い、それに感化された他の全てのファミリアがアフラ・マズダ迎撃の為に一丸となります。
その後は戦いの前準備にオラリオは湧きます。その陰で情報屋ラッターはオーネストの為にアフラ・マズダの本拠地を探りますが、深入りしすぎて殺されてしまいます。しかしアズが作った彼の義指に情報の欠片が隠されており、これを見つけたオーネストがガンダールと共にオラリオ内の「掃除」を行ってとうとう本拠地が判明します。
余談ですが、ラッターは途中でこれ以上深入りすれば死ぬだろうという確信がありながら、それでも追いました。
ラッターは、誰も必要とせず誰も信じないにも関わらずその周囲に人が集まるオーネストに対する憧憬を抱いていました。ラッターも同じ生き方をしたのに、彼にとっ
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