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俺達は何を求めて迷宮へ赴くのか
あとがきの種明かし
今更になって振り返る『俺達は何を求めて迷宮へ赴くのか』のお蔵入りネタ集
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コイツ、アルガード事件を陰で操っていた奴と同一人物どころかアズが街で見かけた「幽霊っぽい不気味な少年」がその張本人です。彼はあちら側から来たアズに並々ならぬ関心を寄せており、その為に直接彼を見に来ていたのでした。


Fそれそこに魔王がいるよ。

 本編の最後らへんでアズと魔王が会って仲良くなっていたみたいな事を書きましたが、そこにも色々ストーリーがあって、アズは最終的に「もしも魔王が地上に上がったら誰も傷つけさせないけど、代わりに魔王も全力で傷つけさせないよ」みたいな約束をし、その証に力を込めた守護の鎖を魔王に渡します。
 魔王は元々精霊で、神の傲慢に不満を抱いて人を助けるうちに一つの勢力として大きな力を持ってしまった存在です。それゆえに神に「下っ端の癖に神と同等など許せない」と理不尽な力でねじ伏せられ、彼女は「穢れた精霊」として人間の文化文明から徹底的に抹消されてしまった過去がありました。
 神に潰され人間からも否定された彼女ですが、その在り方が逆に神への弑逆という思いを集める器となってしまい、ある時その神に匹敵する絶大な力が発現します。これがダンジョン誕生の原因です。

 三大怪物は全てが「神殺し」の為の切り札で、それ以外にも魔王自身が膨大な力を貯め、更には人間を配下にしたり人の要素を持った新種の魔物を創生したりと神々の黄昏に向けて全力で準備していました。元は神の僕であるという意識から、神へは憎しみ以外に羨望などの愛憎入り混じった気持ちを持っています。
 で、そんな神さえ慄くアズが「守ってあげる」と言ってくれたのが彼女にとっての1000年ぶりの人間からの掛け値なしの善意だったので、コロっとアズを気に入ってついつい約束を受けてしまいます。その後何度か「オラリオに現れた亡霊」という都市伝説みたいな感じで地上に顔を出しています。もちろんアズはお気に入り。これが後のストーリーに大きな変化をもたらします。


 さて、この辺までの全ての話を通過していよいよGの最終話構想に至る訳ですが、長くなるので分割させていただきます。続きに興味のある人がいるかどうかはさて置いて、続きはそのうちに。

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