あとがきの種明かし
今更になって振り返る『俺達は何を求めて迷宮へ赴くのか』のお蔵入りネタ集
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その後致命傷のまま放置された浄蓮さんはオシラガミ率いるファミリアに助けられてそのまま彼女の傘下に加わりました。その胸に誓うは復讐。女の悦びを奪い男を殺した「簒奪の神、プロメテウス」を必ず殺すという固い決意でした。
そしてある日、そのプロメテウスがオラリオ内にいる事を知った浄蓮は復讐を遂げられると狂ったように笑いながら出奔。その翌日から町のあちこちで彼女がやったと思われる「身元不明な輪切りの死体」が大量に出現し始めることで物語が始まる、という話です。
この話ではベルやロキ・ファミリアのキャラなど既存のキャラに加えて別のオリジナルファミリアも話に加わり、彼女を探しつつプロメテウスの謎にも迫っていくというストーリーにする予定でした。
プロメテウスは実はもともとはヘファイストスの力であった「鍛冶の炎」を簒奪して自分の物とし、それを咎められて強力な封印を施されたまま堕天させられた元神です。最終的にはその強力な封印をラスボスが解いたことが後に明かされることになっていました。
そして浄蓮さんですが、隠されたスキル「月狂」によって満月の夜にだけステイタスが馬鹿みたいに跳ね上がるという力を用いて半ば暴走に近い形でプロメテウスと彼のファミリアを惨殺してしまうことで、ラスボスの名前までたどり着けないという構図にするつもりでした。尚、その後も浄蓮は満たされぬ復讐欲に暴走しますが、ティオナ・リュー・ベルを中心とした皆様の説得と、義手で糸を防ぐ事でとうとう彼女の無力化に成功したガウルの説得でやっと正気を取り戻し、改めて復讐の虚しさを認めて生きていく……ってな感じで終わるつもりでした。ちなみにここからガウルと浄蓮の関係が深まっていきます。
C目覚めよ、夜魔
はい、これも本編で出番イマイチだった勢の話で、ガウルの事ですね。実はガウルにはメジェドのファミリアになった影響で魔法が一つ発現していて、これが『闇食眼』と言います。簡単に言うとこの魔法を使う事でガウルは左の目に周囲全ての光を食わせ、自分は全て見えるけど相手には光を喰らった目以外何も見えないという空間を作り出す事が出来る魔法です。二つ名の由来はコレですね。
ちなみに吸収した光は右目からビームとして発射可能。その貫通力は普通にレベル6のエルフの魔法ぐらい威力出ます。ネタキャラかよ。
ガウルの過去話とかもあったんですよ。彼はオシリス・ファミリアというファミリアで団長をしていたんですが、ファミリアが拡大していくにつれて主神の心変わりに付いていけなくなり、更にある時ダンジョンで強力な敵に遭遇したさいに殿を務めた事で利き腕である右手を失ってしまいます。
主神から煙たがられ始めていた事もあって、これでガウルの団長としての地位も扱いも地に落ち、彼は追い出さ
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