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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第254話 助ける為に
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「いやいや、自分が出来るのと教えるのは全然違うだろ。……オレの場合、もう身体の一部みたいなもんだから、感覚に頼る事が多いし、優秀とは言えないって思うぞ」
「それでもメッチャ頼りになんのっ。ぜんっぜん優秀なの! てな訳でカズも頑張れよ? ……確か、隼人に追いつく〜 って聞いたぜ?」
「……果てしなく高過ぎて、遠目からでも頂き見えないのが辛いトコだが……」
「あのな? 目標って思ってくれるのは正直嬉しくも思うし、光栄だ。(少々照れくさいが……)でも、年季ってもんがあるだろ? 流石に一朝一夕で 追いつかれたら、逆に立つ瀬無いぞ……。オレの十数年はなんだったんだ、ってな具合に」
はははっ、と4人で少しだけ打ち上げならぬ、談笑を行った後に2人は出ていき、和人と隼人の2人になった。
「……改めてオレからも礼を言うよ和人。正直、オレも時間が足り無かった。助かった。ありがとな」
「そりゃそーだろーよ。あのスケジュール見たぞ? あれに加えるなんて絶対無茶だって。以前の比じゃねぇじゃん。……それにしても玲奈にバレなくて良かったな? 今でこそ、あの2人に付きっ切りなトコあるけど、隼人の事は当然誰よりも見てるし、誰よりも心配かけやすいんだし」
和人は、両手を頭の後ろで組み、ぐーっと背筋を伸ばした。
「はぁ〜 でもやっぱ凄いな隼人は。マジで尊敬する。尊敬し直した」
「……止めろって。オレはオレの出来る事を全力でしただけの事だ。それに、じぃ…… オレの親のおかげでもある。それなりのコネクションがあったから、比較的に実現が早かった。本当に助かった」
「マサチューセッツの病院の名医たちもきたー……だっけ? 他にもいろんなトコの、オレでも聞いた事がある病院のトップや教授たちが総動員で横浜の病院に来た時って 病院の皆、目を白黒させてたんじゃないか?」
「その点は大丈夫だろ。ちゃんと事前に連絡はしてるんだから」
「………いや、まぁ 連絡確認とかその辺は心配して無いケド…………、連絡来ただけでもスゲーんじゃね? って思ってさ」
「ん? そうか?」
さらっと言ってしまえる辺り、やっぱり脱帽してしまう和人。因みにこれでも最近は比較的慣れた方なのである。
「……後は 皆を信じて願うだけだ。……いや、きっと大丈夫。……見守ってくれてる筈だから。絶対……な」
「そうだな。オレも信じてるぜ。隼人だって絶対無理、絶対的なシステムの壁だって超えてみせた。 ちょっとクサイけど、想いの力ってヤツは絶対ある。この世界で一番強いって思ってる。もう大分前だがお前と再会できた時一番思った。……勿論、技術だって知識だって必要なのは判ってるケド、そのどっちのレベルもMAXなんだ。いけるって 絶対」
「………ありがたい言葉だが、和人だって結構大概だからな? あまりオ
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