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転生とらぶる
ペルソナ3
1952話
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スを攻略するメンバーの数が少なくなるんだよな。
 ……これ、恐らく原作だとゆかり、荒垣……コロマルもか? が、この世界の主人公と思われる有里と一緒に行動していた筈だ。
 そうなれば、山岸の護衛に戦力を裂いても、十分タルタロスを攻略出来る戦力は残っていたんだろうが……うん、その辺についてはちょっと悪い事をしたかもな。
 もっとも、その辺りは今更心配しても意味はないんだろうが。
 ともあれ、影時間が終わるまではまだ暫く時間があったのでコロマルと遊びつつ順平と話をする。
 面倒臭そうな様子を見せる荒垣だったが、それでも何も言わずに壁に寄りかかっている辺り、コロマルに興味はあるんだろう。
 実際、コロマルの方に何度も視線を向けているし。
 ゆかりも山岸と話しており……やがて、双方向ターミナルから美鶴達が姿を現す。

「アクセル、まだいたのか? 珍しいな」
「特に何か用事がある訳でもないしな。……で、そっちは今どこまで行ったんだ?」
「47階の双方向ターミナルから戻ってきた」

 少しだけ得意げな表情は、なるほど。47階まで到達したのであれば、納得出来る。
 山岸の護衛として1人残さなければならないのはしょうがないが、それでもかなりの速度でこっちに追いついてきているのは間違いない。
 ……まぁ、俺達の場合、結界の部屋があるから毎回満月に出てくるイレギュラーシャドウを倒すまで、足止めをくらってるしな。
 そういう意味では、やはり今回も次のイレギュラーシャドウが出てくるまで今日から足止めをされる事になるんだが。
 美鶴達が、どこまでこっちに追いついてくるのかは……まぁ、後で考えればいい話だろう。
 そもそも、別に競争してる訳でもないんだから、別に無理にこっちが先に進まなければならないって訳でもない。
 そう考えれば、寧ろ美鶴達がこっちに追いついてきたら、一緒に行動した方が戦力が増えるという意味ではいいんだよな。
 もっとも、俺達と一緒に行動するという事は、当然ながら俺を狙っている死神に美鶴達も狙われるという事を意味している訳で……そういう意味では、やはり美鶴達にとって負担が大きいのは間違いない。

「そう言えば……少しいいか? 最近無気力症の人が増えてきている」
「満月が近づいてきてるしな」

 今までの傾向から考えると、無気力症……つまり、シャドウに危害を加えられただろう人の姿は、満月に近くなるにつれて、増えていく。
 イレギュラーシャドウが関係しているのか、普通のシャドウが満月になるに連れて活発に動いてなのか、理由はともあれ無気力症……いわゆる、影人間と呼ばれる事もある者達の姿は多くなっていく。

「もう少しで満月だしな。この前の戦いは結構面倒だったけど」

 ゆかりや有里と話している山岸の方を見ながら、そう
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