第10話。変人と管理者。
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なれば衛宮の奥義ってしておけばいいしね。」
せやからって、なんで挨拶に行かねばならんのよ。・・・・裏社会は何であれ『筋を通す』が必要なのか
親父が場所は知っているらしく、何故か知らんが俺も行くことになる。
ひとりで行けや。え?何?一人だと怖い?子供かっ!?
親父が言うには管理者、『遠坂』さんの家に近づくにつれ、何故か人の気配が皆無になる。
「・・・・凄まじい霊気だよ。全く・・」
「霊気?」
「ここは日本有数の霊地である冬木で、二番目に霊気が強い場所なんだ。」
「ふーん。」
霊気が強いとなんかいいことあんの?土地神とかいんのか?ウロ様とか居そうな雰囲気だけど、それじゃ違う漫画か。ドーナツが生える木が欲しいですウロ様。
「・・・・なんで拝んでるの?」
「なんとなくじゃ。」
こうして、豪邸といってもいい家(なぜか若い時に見た風○鶏の館に超そっくりだが・・)にたどり着いたのだが、呼び鈴がないぞ。
「呼び鈴ないんやけど。」
「うちもなかったじゃん。」
「俺がつけたけどな。ないと不便やん。」
「そうかな?僕はそう思わないけど・・」
「ヒッキーには必要ないからの。」
「ヒドィ!!」
うだうだ話していると玄関の前に家の人が近づく気配がする。
「来たで、親父。」
「ん。そうか。」
しばらく待っていると
「人の家の前で何を話してるのかしら?」
可愛らしい嬢ちゃんが一人。
なんや。偉くカワええのが出てきたの。管理者ってから堅物のおっさんが出てくるんやと思ったわ。シロちゃんと同い年ぐらいやろか?
「・・・・君が冬木の管理者で合ってるかな?」
「っ!そう魔術師ってことね?・・私が管理者の遠坂 凛よ。何かご用かしら?」
なぜか警戒心バリバリの嬢ちゃん。
「なんやー。そんな警戒せんでもええやないか。」
「えっ!?」
パッチリお眼目を見開かせ、驚く嬢ちゃん。
「誰!?」
「なんやー。そんな驚かんでもええやろ。」
「すまない。僕の息子だよ。」
そういって頭を下げる親父。
「実はここ冬木に腰を下ろさせて貰っていてね。念のために挨拶に来たんだ。」
「へぇ。律義ね。」
「申し遅れてすまないが僕は衛宮 切嗣と言う。こちらは息子の晋吾だ。」
「よろしゅう。」
「別に住むことには苦言はないわ。しかし、厄介事はごめんよ。」
キッ!っと目を鋭く睨ませる嬢ちゃん。うーん。カワええ子はどんな顔してもカワええのぅ
「分かっているさ。そちらの研究に干渉するつもりもないし、協力をお願いすることもない。」
「そう・・・・」
「ただ、息子
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