最終章:夢を追い続けて
第65話「足止めの戦い2」
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応出来てきた。
危機的状況に変わりないけど、もし、“補充”があるなら……!
「っ、来るぞ!」
「っ……!」
そして、その時は来た。
事前に、弾切れ前に予備の弾が天井から降ってくるように補充された。
その直後に片方のゴーレムの弾が尽きて……ここっ…!
「はぁっ!」
「ふっ……!!」
千載一遇のチャンス。私の薙刀と、ラウラのナイフが銃を切り刻もうとして…。
―――本能的に、私達は左右に跳んだ。
「っ……!ハンド、ガン……」
「失念、していた……!」
左右に跳んだのは、弾切れを起こしたゴーレムが、私達に向けて発砲したから。
……その手に持っていたのは、今まで使っていたアサルトライフルではなく、ハンドガンが握られていた。
「(迂闊だった……!持っている銃が、アレだけだなんて、誰も言ってない…!完全に、失念していた…!)」
今までアサルトライフルしか使っていなかったから気づいていなかった。
……ううん。これは言い訳。暗部の人間なら、最低を想定しておかないと…!
「くっ……!」
「っ……!」
すぐに体勢を立て直しつつ、銃弾を躱す。
幸い、ハンドガンに持ち替えた方は、連射力が低いため、少し避けやすかった。
けど、そうこうしている内に、二機とも弾を補給し終わってしまっていた。
「予定変更だ!隙を突くのは諦めろ…!私達の力で、打倒するしかない!」
「っ、でも…!」
どんどん状況は悪化していく。
狙っていたチャンスも、結局はチャンスではなかった。
……このままだと……!
【右に避けてください!】
「っ…!?」
その瞬間、聞き覚えのある声が聞こえ、咄嗟にその言葉に従った。
すると、ゴーレムの射線は反対側へずれ、隙を晒した。
「今の、声は……」
「まさか……ユーリ?」
聞き間違える訳がない。以前と、全く変わってなかった。
その声は、間違いなく、ここに囚われているはずのユーリのものだった。
=ユーリside=
「……ここは……」
桜さん達の言葉に従い、私は基地の避難場所まで来ました。
そこには、私以外の避難者と……。
「……コントロール、パネル……?」
「はい。基地にあるコンピュータはもちろん、ゴーレムのプログラムも見れます」
明らかに避難場所にそぐわないコンピュータの操作パネルでした。
それについて、同じく避難していたクロエさんが説明します。
「どうして、これがここに…」
「…その言葉には、お答えしかねます」
とりあ
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