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謎の女性:「さてと。お前さんに
教えるべき事は教えたし、私も良いものを
見れたから、今日はもう帰んなさい」
サトシ:「え?帰るって言っても、
俺、今日まだ何もしてないんですけど、、」
謎の女性:「シルフの戦い方を
その身で知っただろ?それだけで
命拾いしたようなもんさっ。
お前さんの最初の心意気じゃ、
次にシルフと対峙した時に命を落とすのは
確実だったからねぇ。模擬戦として
私が相手してやったんだ。有難く思いなさい」
サトシ:「シルフ、、」
強く拳を握るサトシを見て、女性は
再びため息をつき、サトシの額を指で軽く
小突いた。
謎の女性:「しっかりなさい。
お前さんは考えが甘過ぎなんだ。
今まで通りのポケモンバトルだと思ってたら、
後悔すんのはお前さん自身、、。
今のままじゃ何も守れないって事を、
忘れるんじゃないよ?」
サトシ:「、、わかってます。
、、けど俺は、ポケモンを使って
人を傷つける事は絶対にしません。
例えこれが世界を賭ける戦いだとしても、
ポケモンを使って人を傷つけたら、
取り戻した先に俺の世界はありませんから」
謎の女性:「、、フン。お前さんに
賭けたのが正しかったのか否かは
考えないようにするが、
それだけ強い意志があれば、とりあえず
シルフにやられる心配は無さそうだねぇ。
先が思いやられる事に変わりないが」
サトシ:「考えないようにするって
言ったばかりじゃないですか」
謎の女性:「さてと。そろそろ帰んなさい。
私は私でやる事があるんだ。お前さんは
帰って、早くその霊石をお嬢ちゃんに
渡してやりな」
サトシ:「あ、はい、、。
何か、色々とありがとうございます」
謎の女性:「フンっ」
サトシは帰ろうと、ドアノブに
手をかけた。
サトシ:「、、あの」
謎の女性:「何だいまだ用があんのかい?
私はもう用済みだよ」
サトシ:「なんか、名前を聞かない
約束だったんですけど、仮名でもいいので
名前で呼んでいいですか?何か、呼ぶ名前が
無いと話しが詰まるといいますか、、」
謎の女性:「何だそんな事かい、、」
サトシの方を振り向いた女性は
呆れつつも微笑みを浮かべた。
謎の女性:「そうだねぇ、、。
”アキノ”、、とでも、呼んでもらおうか」
サトシ:「アキノさん、、」
アキノ:「私はアキノ、、無力な商売人さ」
サトシ(商売人だったのか、、)
アキノ:「分かったらもう帰んな。
光が射し込まないから分かないかも
知れないけど、もうとっくの前に
日が
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