CAST14
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ソコは置いといて…
「はっきり言えば、俺の異能を使えば
アビス。
オゾン・サークル。
シンクロライナー・フュージョン。
ヘヴィ・メタル・バースト。
霹靂搭…
おおよその戦略級魔法を再現できる」
「「「「は!?」」」」
達也の惚け顔って初めて見たぞ。
「俺の異能は"楽園の御業を使う程度の能力"。
よくわからんとは思うがそれは俺もだ」
こんな言い方はなんだが…半日有れば世界を滅ぼせる…はず。
「まず程度の能力についてだが。これはBS魔法の一種で、簡単に言えば特定の事象への干渉力を増大させる才能だ。
そして"楽園の御業を使う程度の能力"ってのはそれらを自由に使えるって事だ。
ポセイドンは
"氷を操る程度の能力"
"寒気を操る程度の能力"
の二つでニブルヘイムへの適正強化、増幅を行った上で放った『ただのニブルヘイム』だ」
「つまり…干渉範囲以外の変数は元の式のままということか?」
「そうだ」
他の戦略級魔法も同じ原理で扱える。
しかし正しい魔法式を知らないため、能力によるゴリ押しになる。
「あと"程度の能力"が司るのは基本的に"概念"だ。
だから魔法を行使出来るかは現代魔法よりも古式魔法よりの分類になる」
例えばシンクロライナー・フュージョンは単に
"核融合を操る程度の能力"
で再現可能。
アビスは
"水を操る程度の能力"
オゾン・サークルは概念拡張(拡大解釈)で
"風を操る程度の能力"
ヘヴィ・メタル・バーストは
"魔法を使う程度の能力(霧雨魔理沙)"
霹靂搭は
"雷を起こす程度の能力"
もしかしたらトゥマーン・ボンバも再現出来るかもしれないが、手間がかかりすぎるので却下。
ついでに言えば俺がよく使う圧切は
"境界を操る程度の能力"
と相性がよかったりする。
「あ、この話はオフレコでな」
「無論だ。三人共いいな?」
「はい」
「わかりました」
「わかりましたわ」
そして、来たときに通った地下トンネル…
「では、またいつか会いましょう。白夜君」
「はい」
「何かあれば魔法協会関東支部に駆け込みなさい。
関東支部には四葉の手の者が常駐しているわ」
うん…そういう事にならないように気をつけよう…
心強くはある…でもさぁ…ちょっと…いや、かなり過剰戦力だ。
なんせ"アンタッチャブル"…大漢をわずか数十名で壊滅させた魔法師集団…
考えるだけでも恐ろしい…
だけどそれは敵に対してだ。
数日ここで過ごして、彼等は仲間を護る為にそう在るのだと解る。
「俺も四葉に何か有れば駆けつけますよ」
「そう、四葉家当主として心強いわ」
そんな風に真夜さんと話していると…
「姉さん、いつまでイチャついてるの。白夜君も早く乗りなさい」
すぐそばの車の中から声が聞こえた
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ