CAST13
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おい…何故そうなる?
「達也さん…貴方以外と容赦ないわね」
「申し訳ありません」
とか言いつつ全く謝る気ねぇなコイツ。
「そう…深雪さん達にも白夜君が目覚めたと伝えて貰ってもいいかしら?」
「かしこまりました」
今度こそ達也は退室した。
「本当によかったわ…貴方が何時までも目覚めない物だから…」
「いま…何時…?」
「十七時よ」
「そう…」
あぁ…あと…
「すこし…はなれてください…あたってる…」
その…なんだ…柔らかい二つのアレが…ね?
「気になるのかしら?触ってみる?」
アンタ…何いってんだ…
ていうか…そんな気分じゃない…
「そんな…気力…ない…です…」
「そうね…」
と言って真夜さんは俺の額に手を当てた。
「まだ少し熱があるかしら?」
まだ…?
ってことはあの後熱を出して倒れたのか…
心配かけたなぁ…
「今日には帰って貰う予定だったのだけど…
治るまでここに居なさいな」
「そう…させてもらい…ます…」
「ほら、横になってなさい」
と言われて、起こしていた体を再び横たえる。
真夜さんはベッドに腰掛け、俺の頭を撫でている。
「あの…もう中学生なんで…やめて欲しいんですが…」
「あら?いいじゃない。
それに無理して敬語使わなくてもいいわよ?私の事も真夜って呼ぶ?」
また…無茶振りを…
「んな事したら…分家…と使用人…に殺されちまう…」
「それもそうね」
いたずらっ子のようにクスクスと笑う彼女は、とても魅力的だった。
少女のような幼さと、大人の妖艶さが入り混じって、とても美しかった。
それを見て、頬が熱くなったような気がして、俺は彼女から顔を背けた。
「ふふっ…可愛い…」
「…おれはおとこだ…」
「そうだったわね」
またクスクスと笑った。
顔を背けているが、どんな顔をしているか想像が付く。
ドアが開く音がしたので、そちらを向く。
そこには司波兄妹と黒羽姉弟が居た。
「あら、来たのね」
そう言った彼女は少し残念そうだった。
「真夜様…白夜は…」
「安心なさい…白夜君?」
はいはい…
「おう…文弥…心配かけたな…」
「よかったぁ…」
「安心しろ…俺はそうそう死なん」
「それは演算領域が無事な間にすぎん。
俺やお前と言えど、サイオンや演算力が尽きれば回復はできない」
「俺のもお前のも魔法じゃねぇだろうが…
それにどっちもそうそう尽きねぇよ…」
「魔法演算領域がオーバーヒートした奴が言うな」
へーへー…
「彼をそんなに責めないでちょうだい…無理を言ったのは私なのだから」
真夜さんから思わぬ援護射撃が飛んだ。
「………………そうでしたか」
達也は少し間をおいて言った。
真夜さんが自分から言ったというのが納得できなかったのだろうか?
ふと深
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