時期外れの餅リメイクレシピ特集・その1
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な姉ちゃんが何とかすっから」
「それはどういう意味かなぁ?提督」
照月はニコニコ笑っているが、目が笑っていない。
「でも、美味いものが食いたけりゃ何とかするんだろ?」
「うっ、それは……そうだけど?」
「じゃあ問題ねぇな」
言い澱む照月を見て、思わず鼻で笑ってしまう。膨れるその顔を横目に見つつ、一品目の調理に入るとしよう。
※今回、餅の分量に関しては〇個と表示しますが、1つ50gで計算してあります。
《10分で出来る!?葱チーズ餅》※分量2人前
・切り餅:3〜5個
・長ネギ:1/2本
・スライスベーコン:1枚
・ピザ用チーズ:50g〜お好みで
・油:適量
・水:50〜100cc
さぁ、作っていこう。まずはネギとベーコンから。ベーコンは細切りにしておき、長ネギは食べやすいように好きな形に切っておく。ネギの食感を楽しみたいなら鍋に入れるように斜め切りに、香ばしさが欲しいなら小口切りにするといいだろう。個人的には厚みを持たせた輪切りが食べやすいし、オススメだ。
ネギとベーコンが刻めたらフライパンで油を熱して、ネギとベーコンを炒めていく。炒めている間に、今度は餅の下準備をしていくぞ。
餅を耐熱容器に入れて、水を入れる。水の量は餅の個数に合わせて加減してくれ。それを600wのレンジで2分位チンして柔らかくする。餅は少し溶けたりしても大丈夫……というより、溶けて餅同士がくっついてる位が理想だ。レンチンが終わったら、容器の中に残っている水を捨てる。
ネギとベーコンが炒まったら、チンした餅とピザ用チーズを加えて全体を偏らないように混ぜる。よく混ざったら蓋をして、蒸し焼きに。両面がカリカリになるまで焼いたら完成だ。
「あいよ、まずは一品『葱チーズ餅』だ。そのまま食ってもチーズとベーコンの塩気でイケるが、お好みでおろしポン酢とか、お好み焼きっぽく味付けしてどうぞ」
ジュウジュウと湯気を上げる葱チーズ餅を目の前にして、ゴクリと喉を鳴らす3人。
「な、なんでだろう……」
「お餅は食べ飽きてるハズなのに……」
「すごく、美味しそう……!」
「なら遠慮せずに食えよ。冷めると固くなって美味しくなくなるぞ?」
お好み焼きやたこ焼きなんかの粉物は、熱々の奴をハフハフ言いながら食うのが鉄則だ、ってのが俺の持論だ。ましてやこの料理は餅がベース……冷えて固まると目も当てられない。食べやすいようにカットしてある葱チーズ餅を、まずは何も付けずに一口。
「「「あふい!」」」
「そりゃな。焼き立てだもの」
うっすら涙を浮かべつつも、ハフハフ言いながらがっつく3人。長女の秋月のせいか、欠食児童に見えて来ちまうんだ
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