第四章
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グのところにある大きな窓だった。洗濯ものを干すのに最適でベランダになっている。
二人をその前に案内してだ、佳彦は彼女達に話した。
「夜になるとなんです」
「今みたいになのね」
「出て来るんですね」
「今みたいにって」
佳彦は二人の言葉に思わず突っ込みを入れた。
「それは」
「出て来てるわよ」
「今私達の目の前に」
あっさりとだ、二人は佳彦に言った。
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