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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第17話
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の………という事はもしかしてそちらの人達も………?……ぁ…………(あの人達はリィン教官達と一緒にいた……)」

ラウラの事を知ったユウナは漆黒の髪の娘達へと視線を向けた後漆黒の髪の娘や金髪の軽そうな雰囲気を纏っている青年の容姿を見て何かに気づき、呆けた声を出した。

「フフ、残念ながら私達は”旧Z組”ではありません。――――初めまして。メンフィル帝国領ケルディック地方の領主予定の子爵家の当主、ステラ・ディアメルと申します。メンフィル帝国軍”特務部隊”の”副将”を務めていました。よろしくお願いします―――新Z組の方々。」

「”特務部隊”……それに”ディアメル”という事は、貴女が唯一生きている”ディアメル伯爵家”の血を引く人物にしてリィン教官の婚約者の一人でもある方ですか。」

漆黒の髪の娘―――かつて1年半前のエレボニアの内戦に介入し、内戦を終結させる為にメンフィルが結成し、リィンやセレーネ、アルティナが所属していた”特務部隊”の副将を務めていたステラ・ディアメルの自己紹介を聞いてある事を思い出したクルトは真剣な表情でステラを見つめた。

「ええっ!?それじゃあ、貴女がセレーネ教官やベルフェゴールさん達と同じ8人いるリィン教官の婚約者の一人でもあるんですか……!?」

「はい。リィンさんの妻の序列は最下位の9位になりますが、私もリィンさんの婚約者の一人です。」

「くくっ、ステラがエリゼちゃんみたいに積極的か、もしくはリィンが鈍感じゃなかったら、少なくても序列はエリゼちゃんの次だった可能性が非常に高かった程、リィンのハーレムメンバーの中でエリゼちゃんの次にリィンと付き合いが長い女なんだぜ〜。」

「に、兄さん。」

クルトの説明を聞いて驚いている様子のユウナにステラは頷いて答え、からかいの表情で答えた軽そうな青年の言葉にもう一人の青年が冷や汗をかき

「えっと………リィン教官達の昔の事を知っているという事は貴方達もリィン教官と同じ”特務部隊”の……?」

「おう。――――俺の名はフォルデ・ヴィント。メンフィル帝国領オーロックス地方の領主予定のしがない男爵家の当主だ。そんでこっちは俺の弟のフランツだ。」

「―――フォルデの弟のフランツ・ヴィントです。僕は”特務部隊”の所属ではなく、メンフィル帝国軍の所属で、訓練兵時代のリィンやステラの同期だよ。よろしくね、リィンの教え子達。」

ユウナに視線を向けられた軽そうな青年――――リィン達と同じ”特務部隊”に所属し、ステラと共に”副将”を務めたフォルデ・ヴィントは自己紹介をした後もう一人の青年に視線を向け、もう一人の青年――――フォルデの弟にして訓練兵時代だったリィンとステラの同期生の一人でもあるフランツ・ヴィントは軽く自己紹介をした。



その後リィン
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