第17話
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メンフィルの諜報部隊はもっとえげつない事をしているから、比較対象にならないんじゃね?)
(に、兄さん。)
ラウラの推測に同意したアルティナの話を聞いたユウナとクルトは呆れた表情でアルティナを見つめ、その様子を見守っていたリィンは苦笑し、からかいの表情で呟いたフォルデの小声を聞いたフランツは冷や汗をかいた。
「―――お互い、何かわかったらすぐに連絡し合うことにしよう。エリオットもそうだが……ラウラ達がこの地にいてくれるのは何よりも心強いと思っている。まあ、女神達の導きとはちょっと違う気もするけど。」
「ふふっ、そうですわね。」
「フフ、何のことかな?こちらも同じだ――――頼みにさせてもらうとしよう。トールズ第U、そして”Z組”の名を受け継ぎしそなたたち全員に。」
その後ラウラ達と別れたリィン達は練武場を出た。
〜パルム〜
「はぁ……なんていうかカッコよすぎるヒトだったなぁ。背が高くて凛としててそれでいて滅茶苦茶美人だし。ステラさんはステラさんで、まさに”深窓のお嬢様”のような女性でスタイルも抜群で、ラウラさんと比べても互角の美人だし。」
「ユウナさん。目がハートになってます。」
練武場を出て憧れの表情で感想を口にしたユウナにアルティナは静かな表情で指摘し
「……まさかあの方まで”Z組”とは思いませんでした。」
「はは、そうか。――――ラウラも、エリオットも、フォルデ先輩達も”Z組”や”特務部隊”は全員、俺の誇りだ。みんなそれぞれの事情でそれぞれの道を歩むことになったが……その誇りに支えられながら俺も、今までも、そして今もこうして自分の”道”に迷う事無く歩み続けていると思う。」
「お兄様………はい、それわたくしも同じ気持ちですし、勿論その誇りにはロイドさん達――――”特務支援課”の皆さんも入っていますわよね?」
「ああ、当たり前だ。」
「あ………」
「…………………」
「………ミリアムさんも、ですか?」
リィンとセレーネの話を聞いたユウナが呆けている中クルトは静かな表情で二人を見つめ、アルティナは二人に訊ねた。
「ああ、大切な仲間だ。そしてその仲間の中には当然アルティナも入っているぞ。」
「………ぁ…………」
(リ、リィン様、また”いつもの癖”が早速ですか……)
(まあ、リィンだものね……)
リィンに頭を撫でられたアルティナは呆けた声を出し、その様子を見守っていたメサイアは疲れた表情で呟き、アイドスは苦笑していた。
「勿論、かつての”Z組”と新しい”Z組”は同じじゃない。君達は君達の”Z組”がどういうものか見出していくといい。――――初めての特務活動も無事、完了したわけだしな。」
「ふ
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