ペルソナ3
1950話
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男であるのは間違いない。
何かやらかしそうな……もしくは企んでいそうな、そんな感じがする。
もっとも、今のところは特に何も尻尾を出していないので、それを表に出すような真似はしていないが。
駄洒落に関しては、取りあえずスルーするとして。
だが、今の状況で幾月が優秀な研究者だというのも、間違いはない訳で……そうなると、やはりコロマルの召喚器を任せられるのは幾月しかいない。
勿論そんな幾月に任せた以上、召喚器を受け取った時には何か妙な改造とかがされていないかをしっかりと確認する必要があるのだが。
幾月には、巌戸台分寮の部屋の中に隠しカメラの類を仕掛けたという前科があるのだから。
……実はあの隠しカメラとか、もしかして幾月じゃなくて武治が娘の美鶴を見守る為に仕掛けた、とか言わないだろうな?
だとすれば、ちょっと色々と不味い事になるんだが。
その辺りの事情、ちょっと考えておいた方がいいのかもしれないな。
「取りあえず、コロマルの召喚器が早く出来るというのは、こっちにとっては何も文句はない。寧ろ、早く出来るのであれば、それはそれで嬉しくすらある。勿論、その素早く作られた召喚器が、きちんと通常通りに使えるという事が前提の話だが」
「アクセル! 倒したぞ! 次の炎獣頼む!」
順平の言葉に視線を向けると、そこには大剣を手にした順平が、激しく息を切らせながらも、こっちを見ている。
その周囲には炎獣がいない以上、間違いなく倒したのだろう。
「へぇ……分かった。なら、次はもう少し強い炎獣を出すとするか」
そう告げ、再び俺は炎獣を生み出すのだった。
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