第七十一話 戦陣訓
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厳禁、
また其れを行いし者は厳罰を処す。】
【第二条
降伏要項。
帝国軍人として、奮戦虚しく俘虜になりし者の罪は此を問わない】
【第三条
玉砕、自決の禁止。
上記要項に鑑み。
死に逃避する考えを禁じ自滅玉砕を禁ずる。】
「まあこんな感じで作れば良いかと思います、
只逃げ道を無くすように作らないと曲解されます」
皆さん又々考え中です。
「時代掛かった台詞じゃ」
「まあ無用な死を強調したいですからね」
実際は大江戸捜査網からだけどね。
「まあ此を元に考えて見るのも一興じゃ」
「ではその様に」
何とか成りそうですね。
「テレーゼ様」
「ケスラー何かしら?」
「テレーゼ様のシミュレーションの結果を照査した結果、
ご指摘のように士官学校のカリキュラムに取り入れる事が出来るレベルだそうです」
「それでは、来年度から入れて貰ってくれるかしら、
其れと現役士官にも在所でその理論を教えてあげて下さい。
ただし幼年学校は未だ早いので、幼年学校生は士官学校へ行ったら勉強させて下さい。
初めのうちから奇策覚えたら真っ当な思考が出来ませんから」
「なるほど、全士官が知れば作戦を立てやすいですね、
幼年学校生も士官学校で習えばいいわけですから確かにそうです」
「481年度からカリキュラムに入れれば僅か1年で全士官に戦訓を教えられますから。
其処でお仕舞い出来るじゃないですか、あとは士官学校の教育ですから」
みんな関心してるけど。これラインハルトに対する嫌がらせなんだけどね。
幼年学校出のラインハルトはその理論を習ってない、
其処で各個撃破戦法とか中央突破戦法とかしても誰も驚かない。
教科書や授業で習ったのを、自分が発明したかのように言うKYだと思われるでしょう。
「お父様如何でしょうか?」
「いいじゃろうそうしなさい」
「あそうだ、ラプンツェルのように、後方射出型の標準戦艦や巡航艦の設計を出来ないかしら、
それにワルキューレ母艦の建造をお願いしたいです。
横出し式だと火線で殺られる可能性が大きいですから」
「うむ其れの基本図は出来るかの?」
「戦艦に関しては今までの後方砲座部分を延長して格納庫として、
その上面に砲座をもうければいけるはず。
巡航艦は基本から変えないと駄目です。
空母は叛徒の空母のように開放型釣り下げ式だと、腹に火薬を抱いて居る状態ですから、
そこを何とかしないと駄目ですね」
「難しいの」
「秘密研究所で艦艇専門家が居るから其処でゼッフル粒子共々研究させましょう」
「ケスラーそうだね」
やることがありすぎて体が足りません。
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