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火吹消し婆
第二章
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「見るんですか」
「そう見ていよう」
 住職は恭一に穏やかな声で話した、恭一の横には絵梨花がちゃんといる。
「これからね」
「わかりました、それじゃあ」
「今からね」
 就職の言葉に従ってだった、恭一と絵梨花はその住職と共に本堂の出入り口の陰のところに隠れて線香の火を見守った、火は暫く点いていたが。
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