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エアツェルング・フォン・ザイン
そのなな
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られるわ」
「じゃぁ行こう」
そして俺とアリスと玉藻は人里へ向かった。
数分後…
「だぁぁぁぁぁぁ!面倒くせぇ!」
俺はALOアバターのまま、ストレージから二丁拳銃スカーレット・シスターズを取りだし、ぶっぱなしていた。
ダァン!ダァン!
さっきから全弾当たっているしワンショット・キルだが妖怪の群はなかなか減らない。
「あら、なかなかやるじゃない」
上空からアリスの声が聞こえた。
「手伝えよ!」
「嫌よ、面白そうと言って妖怪のテリトリーに入ったのはあなたじゃない」
まぁそう言う事だ…ルート選択にそこはかとなく作為を感じたがまぁ仕方がない。
「玉藻!援護!」
「今無理です…ふにゅぅ…」
玉藻はアリスに抱かれて気持ち良さそうにしている。
そんなやり取りの合間にも妖怪が数体迫ってくる。
「だぁ!もう!失せろ!」
俺は面倒臭くなって最終手段を使った。
「ブレイザー・シャイニング・オア・ダークネス・ブレードォォォォ!」
まばゆい光と共に現れた漆黒の大剣が現れた。
それを腰だめに構え…
一気に振り抜いた。
ぞり…!
漆黒の刃に触れた妖怪はまるで空間ごと削られたように切断された。
星騎士の忠誠剣(ブレイザー・シャイニング・オア・ダークネス・ブレード)
俺が星騎士時代に編み出した心意技…
心意によって大剣を顕現させる技だ。
物質創造と絶対理論という心意の奥義とも言える物を二つも使っている。
まぁキリトのエリュシデータとダークリパルサー(星王の二刀)、アスナのランベントライト(星王妃の細剣)には負けるがな…
名前に関しては…ネタのつもり『だった』んだが…
「やっぱり…できるんだな…」
役目を終えた星騎士の忠誠剣は光となった。
「あら、なかなか出来るじゃないの」
アリスが下りてきた。
「まぁな…」
「じゃ、行くわよ」
と言ってアリスは飛び立った。
「おい、陸路じゃないのかよ」
「あなたの実力も見れたからいいわ」
ちくしょ、やっぱそうかよ。
「へーへー…アリス様の仰せのとーりに」
そんな風にふざけていたらやがて町が見えた。
「アレが人里か…かなりデカイな」
「当たり前じゃない、あそこには幻想郷のほぼ全ての人間があつまってるのよ」
成る程ね…妖怪が存在できるだけの人間は居るのか…
「入ったら取り敢えず人里の守護者の所にいくわよ」
慧音の事かな?
「わかった」
人里の少し手前で降り立つ。
「飛んで行かないのか?」
「人里では飛ばないのが暗黙の了解なのよ、急ぎの場合は別よ」
「ふーん」
そして俺達は人里の門をくぐった。

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