CAST10
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える…
そして…
「「シッ!」」
同時に飛び出した。
俺と達也の距離が近づき…
トンッ……ベキィ!
抜き手の俺の指先が達也の胸に触れ、達也の拳が俺の顔面を捉えた。
イッテェ!……だけど!
次の瞬間、崩れ落ちたのは達也だった。
しかしポウッと達也の体が輝き、起き上がった。
「白夜、俺の敗けだ…」
ボウッ!と俺の顔が炎に包まれ、折れていた鼻等が元に戻った。
「あぁ、俺の勝ちだ」
危なかった…先に殴られてたら負けてたな。
「あの…」
「どうした深雪さん?」
「最後にいったい何が起こったのでしょうか?」
深雪さんの質問に黒羽姉弟も同意した。
「何をしたか?うーん…?
『気』って解るか?」
「『気』ですか?いえ、知りません」
「気ってのは古式で良く使われる言葉でな。
あらゆる生物が持つ生体波動だ。
さっき俺は達也の体に自分の気を流して達也の気を乱したのさ」
「「「?」」」
わかってないな…
くらった達也はわかってるみたいだけど…
「達也、説明よろしく」
「またか…」
と言いつつなんだかんだで説明してくれた。
「白夜、気って魔法じゃないの?」
「事象改変を起こす訳じゃないから魔法ではないな…」
気の追加説明をしていると…
「失礼致します」
武道場の入り口に葉山さんがいた。
「千葉白夜様、真夜様がお呼びです。
お一人で来て下さい」
あっれぇ!?俺なんかやらかしたっけぇ!?
「白夜、深夜様の件だ」
あ…そう言えば真夜さんと四葉深夜って仲悪かったよね…
あ…俺消されるかも…
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