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ヘタリア学園
第六千八百二十二話  本当にはじまってもいない

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第六千八百二十二話  本当にはじまってもいない
 ラトビアも唖然としつつ目鼻口そして耳からの血を拭いてからイギリスとフランスに対して尋ねました。
「これではじまってないんですか?」
「ああ、まだな」
「日本のアニメスクールデイズだと一話に入ったばかりだよ」
「あの、それ本当に全然はじまってないですよ」
「言っておくが最終回は編集なしバージョンだぞ」
「あの伝説のやつだ」
 刺す音も墨処理もない方です、そしてバッグの中には。
「そうなるからな」
「冗談抜きではじまってもないからな」
「一体どんな説明会になるんですか」
 もうわからなくなっているラトビアでした。
「今回は」
「とりあえず今から日本の野球の試合の映像見ろ」
「二〇〇五年のシリーズだ」
「見ながら強い蒸留酒嫌になるまでに飲め」
「意識なくなる寸前までな」
「説明の前にそれですか」
 ラトビアは野球は知らないのでそのシリーズがどうか知らないです、ですがそれでもそちらも凄いことは察しました。


第六千八百二十二話   完


                  2018・1・29
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