ペルソナ3
1949話
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くなるけど、シャドウに噛みつくのは色々と衛生的じゃないだろうし」
「そうね」
そこに関しては同意見だったのか、ゆかりは俺の言葉に即座に頷く。
ゆかりも、コロマルは可愛がっているのだ。
そうである以上、コロマルが怪我をするような事には、絶対になって欲しくはないのだろう。
「短剣か。その辺りも、美鶴に頼んで桐条グループに用意して貰った方がいいかもしれないな。……ともあれ、そろそろ帰るか。荒垣もいないし」
結局ポートアイランド駅の裏側までやってきたが、目的の荒垣の姿はない。
そうなれば、もうこれ以上ここにいる必要もない訳で……俺はゆかりにそう尋ねる。
俺やゆかりの事を知らない者も何人かいるようで、ここにいる不良がこっちに絡んでこようとしている者もいる。
このままここにいれば、恐らく……いや、確実に面倒な事になるのは確実だろう。
そうならない為には、やはりここから早く立ち去るべきだ。
勿論ここの不良と戦って、何か得るものがあれば話は別なのだが……特に何も得るものはないしな。
ああ、財布とかなら入手可能か?
ただ、こういう奴等が持ってる金額ってのは、それこそ数千円程度が関の山なんだよな。
全員がそうだと決まった訳ではなく、中には数万、もしくはそれ以上持っている可能性もあるが……今の俺は別に金に困ってる訳じゃないしな。
それこそ、ペルソナ世界に来たばかりの時とは違い、今の俺であれば金を稼ぐ手段は幾らでもあるのだから。
荒垣を探すという目的が達成されたなかった以上、いつまでもここにいても意味はない。
そう判断し、俺とゆかりはその場を離れるのだった。
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