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転生とらぶる
ペルソナ3
1949話
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だコロマルの召喚器は用意されてないんだから、暫くは待機でしょ。行くにしても、それからよ」

 そう言われ、そう言えばコロマルの召喚器を用意する必要があるんだったと、思い出す。
 もっとも、普通の召喚器ではなく、コロマル用の召喚器だ。
 具体的にどういう形になるのか、それが分からない。

「コロマルをタルタロスに連れていくとなると、武器も必要だよな。まさか、素手で戦わせる訳にもいかないし。いや、コロマルの場合、素手って表現が正しいのかどうかは分からないけど」
「そうね。でも、コロマルにどんな武器が必要かしら? 犬だから、牙? もしくは爪?」
「その辺りが自然だろうな。もっとも、コロマルがそれを気に入るかどうかは別の話だが」

 牙を装備するとなれば、今ある生身の牙――という表現が正しいのかどうか分からないが――の上から武器としての牙を身につける事になる。
 爪となれば、コロマルの4本の足……もしくは2本の前足だけにか、爪つきの手甲? 足甲? 的な物を装備させる必要がある。
 これが人間であれば、そこまで違和感とかはないのかもしれないが、幾ら頭が良くても、コロマルは結局のところ犬だ。
 つまり、服を着たりとか、そういう行為には慣れていない……筈。
 意外と、前の神主がコロマルに服を着せるような趣味があれば、話は別だが。
 実際、犬に服を着せるといった行為は、それなりに珍しいが、数はそれだけいる。
 その行為が具体的に効果があるのかどうかは別としてだが。
 そんな訳で、もしかしたらコロマルが服とかをそういうのを着るのに慣れていれば……いや、服と牙、爪はまた別の話か。

「うーん、そうなると……どんな武器があるの?」
「いっそ武器を装備させないって選択肢もあるんだが……それはそれで、危険だしな」

 臆病のマーヤを相手に戦っていた時も、武器を持っていれば怪我をするような事はなかった……かもしれない。
 そうなると、やっぱり何らかの武器は必要なんだが、何がいいかと言われてもすぐには思いつかない。
 何かないか、そう思いながら考えを巡らせていると、ふとネギま世界で小太郎が狗神になっていた時に口で長剣を持っていた事があったのを思い出す。
 ……そう言えば小太郎、今は何をしてるんだろうな。
 夏美といい雰囲気だというのは、以前聞いた事があったんだが……
 ともあれ、あの時の小太郎の事を思い出せば、コロマルの武器も想像出来る。

「長剣……は、ちょっと重量の問題や取り回しの問題があるから、短剣とかはどうだ? もしくは、短剣よりちょっと長い小太刀とか脇差しみたいな感じの武器」
「……それ、コロマルが咥えるの?」
「ああ。これならコロマルにとっても牙のマウスピースや爪の生えた手甲よりは、動きやすい筈だ。噛みつきは使えな
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