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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica8-C邂逅〜Heiliger Prinzessin unt Kaiser〜
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うですよね! 貴女にも予定はありますよね! これはうっかりでした、申し訳ありません!」

「いえ。通院日は3ヵ月に一度ですので、明日からまた時間が生まれます。ですが私個人的にも鍛錬の時間がありますから、そう長くはお付き合い出来ませんが」

鍛えて、鍛えて、鍛え抜いて、この体を如何なる者と戦っても負けないほどに屈強に鍛える。そのための鍛錬の時間を削るわけにはいかない。

「それで構いません。では後日改めてお誘いします」

「判りました。ごきげんよう、イクスヴェリア陛下」

「ごきげんよう、アインハルト」

陛下と別れ、一路校舎のエントランスへ。そして校舎を出たところで、「アインハルトさん!」そう名前を呼ばれた。そちらへと目を向けて、「今日もよろしくお願いします。シスター・トルーデ」と頭を下げる。あのシスターが、私の通院にいつも一緒に来ていただいてる方だ。

「うん。よろしくね」

†††Sideアインハルト⇒ヴィヴィオ†††

当初の予定だったアインハルトさんとの顔合わせは、アインハルトさん個人の予定で流れちゃった。それから2週間後の今日、ノーヴェの予定もキッチリ合って、アインハルトさんと会えることになった。

「うぅ〜、なんか緊張する〜」

「大丈夫だよ、ヴィヴィオ。僕たちがちゃんと見守ってるから」

「うんっ! 精いっぱい応援するね!」

「ルシルさんとの特訓を思い出せ〜♪」

ストライクアーツ練習場にやって来たわたし、フォルセティ、コロナ、リオ、そしてノーヴェ。みんなトレーニングウェアを着て、イクスとアインハルトさんを待ってる中、緊張するわたしへのフォルセティ達の声援に、「うん!」って頷く。

(合計4週間の特訓期間。ルシルさんは仕事で忙しい中でも時間を割いてまでミッドに帰って来て、わたしの特訓に付き合ってくれた)

付き合ってくれたルシルさんのためにも、ただ何も得られないで負けるわけにはいかない。

・―・―・回想〜♪・―・―・

ルシルさんが休みだっていう土曜日に、わたしとコロナとリオとイクスは、フォルセティのお家にやって来た。八神家のお家は海辺にあるから、さざ波の音と潮の香りがなんだか心地良い。八神邸の前にある砂浜はプライベートビーチで、毎年の夏にはよく海水浴してる。

「「「「こんにちはー!」」」」

「いらっしゃーい!」

「よく来たね。ルシルももう少ししたら帰って来るそうだから、中に入って待っていると良い」

出迎えてくれたのはフォルセティとアインスさん。2人ともとっても綺麗な銀色の髪をしてるから、本当の姉弟にも見えちゃう。銀髪って実はかなり珍しいらしいんだけど、知り合いにはもう何人も居たりする。フォルセティ、ルシルさん、アインスさん、リイン、チンクの5人
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