第一部 外の結界の監視人は何を見るか
第一章 幻想入り
第一話「博麗の巫女と幻想入り」
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いつもの学校の帰り道、当然のごとく最終下校時刻ギリギリに出るために同方向の友人などはいないので一人で帰る。
「しっかし疲れたな。まさか、3送会の後にあれほど精神ダメージを喰らうなんてな。
皆あの無能装置に夢中なんだ。理論も設計図もない」
そう、独り事をいった。
「こっちに来ない?楽しいわよ?」
すぐに持っていた傘を強く握る。
その瞬間、スキマができ中から紫があらわれる。
「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃーーん。ゆかりん20歳さっそと登場」
・・・。
紫が出てきた。
幻想郷は本当に有ったんだ。
「はい、現代に飽きた、能力者一人ご案内」
そして、紫は足元にスキマを開いた。
「せめて、能力ぐらいは」
地面から落ちる感覚がするのと同時に僕は気絶してしまった。
「あんた、いい加減に起きなさいよ」
う〜ん、眠い。仕方なく起きてみると、そこには・・・
博麗霊夢が立っていた。
!? 見間違えかな?
しかし、何度見てもそこにいるのは博麗霊夢だった。
「人の顔をまじまじと見ないでくれる?」
「あの〜 もしかして博麗霊夢さんですか?」
「えぇ、そうだけど」
!? 本物だとだとしたら、俺は幻想入りしてしまったのか?
いやいやちょっと待てよ確かに前に立っているのは霊夢だけど、同姓同名かもしれないぞ?
「あの、夢想封印とかつかえますか?」
しかし
「同然でしょ、表に出てみなさい」
そう言われて外に出てみた。
「いくわよ『霊符 夢想封印』」
そして、大きなたまがでた。
僕はその玉に触ってみた
「!?触るとピチュるわよ?」
・・・。
なんにも、無かった
「危ないじゃない」
そういって、霊夢は弾幕を出すのをやめた。
しかし、本物だとしたら、ここは、博麗神社・・・
神社にはお賽銭。
同業者としても、参拝客としても。
そう思った俺はお賽銭をいれた。
(どうか無事に帰れますように)
「あら、お賽銭いれてくれたの? 丁度ご飯も出来たし、食べる?」
「えっと、お願いします」
そして、朝食を食べ終えて。
「で、これから、どうするの?」
第一の問題だ、一日博麗神社にいるのも悪くないが・・・。せったく幻想入りしたのだし観光でもしようか。
「とりやえず、人里にでも観光に行こうかと」
「そう、だったら人里はあっちね」
「え、一人で行くんですか?」
「そうに、決まってるでしょ」
「ところで、ずっと気になってるのだけど、あんた妖怪との混血でしょ?」
!?俺が妖怪との混血?
「クォータ?いや、量だとハーフ?
もしかしてあんた半人半妖?」
「・・・わかりません。」
正直、僕が半人半
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