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儚き想い、されど永遠の想い
208部分:第十五話 婚礼その十七
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中でだ。真理は珈琲を飲みながら不意にであった。
 少し咳こむ。義正はそれを見て言った。
「風邪ですか?」
「いえ、最近どうも」
「咳が出るのですか」
「はい、それだけです」
 実際に他におかしなところは感じない。だからこその返事だった。
「大丈夫です」
「そうですか。風邪でなければです」
「そうではありませんから」
「咳には飴がいいですね」
「飴ですか」
「後で買います」
 真理の為にだ。買うというのだ。
 そうした話をしてマジックでは終わった。そのうえで二人は二人の生活を本格的にはじめるのだった。二人の幸せ、それをだ。


第十五話   完


                    2011・6・26

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