第17話:領内改革!(その2−3)
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なたはどの班を希望しますか?」
「畑で麦を育てていましたから、肥料に興味があります。出来れば『管理課』を希望したいのですが。」
「そうですか。あなたは独身と言う事ですが、面倒を見る親などは居ないのですか?」
こういった話を聞きながら、受け答えの仕方や、話し方などチェックし、大体10分位で終了とします。途中、ウイリアムさんやキスリングさんも質問していましたが、特に問題もないようでした。
「ご苦労様でした。これで面接を終わります。後は自由にしてください。」
こうして一人目が終わり、交代です。二人目は女性で18歳ですね。無い物ねだりですが、面接用の書類に写真が欲しい所です。本人かどうかの確認もやりやすくなるのですが。
ノックの後入ってきた女性は、160サント位の身長で、明るい茶色系の髪をしています。顔の輪郭は細面で、瞳は綺麗なグリーンですね。椅子に座って貰い、先ほどと同じように自己紹介から初めて貰いました。
こんな調子で午前中に12人、昼食を挟んで午後に18人の面接をしました。予定通りと言った所ですが、途中に小休止を入れたにしても結構疲れました。最後の面接が終わった時間は5時近くになっていましたから、昼休みを抜いて7時間です。
その後、ウイリアムさん達と面接結果の確認をしました。『管理課』希望が1人、『施設課』希望が20人で、『清掃課』の希望は9人でした。やっぱり『管理課』は嫌われる仕事でしたね。最初のヴェルナーさんの他には希望者はいませんでした。でも、この仕事が一番重要な仕事ですから、きっちり選抜して割り振りしないとなりません。
「お疲れ様でした。纏めに入りたいと思いますが、それぞれの課に欲しい人材は居ましたか?」
「見た感じ、可もなく不可もなくと言った所でしょうか。中に2人ほど使えるかなと思える人が居ましたが、キスリングの方はどうだい?」
「そうだね、大体同じ感想かな?私の方では3人位、良いかなと思う人が居たが、他は大して代わりはないと思います。」
二人に目に付いた人達5人の書類を選別して貰い確認しましたが、大体僕と同じような感じですね。僕は他に3人を選別して、合計8人となりました。
「私は此方の3人も使えると思いました。この8人は採用するとして、残りをどうするかですね。」
「そうですね。後の人はどれをとっても大差ないと思いますから。それこそくじ引きにしますか?」
「それもちょっと安直すぎるかな?そうだ、それぞれの生活状況を見て、生活が苦しい人から6人選んでください。出来れば家族持ちの人を優先に。」
生活が苦しくて家族が居れば、多少きつい仕事でも頑張ってやってくれるでしょう。
「そうすると、此方の6人が一番当てはまると思いますが。」
6人分の書類
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