0292話『艦娘達のシンちゃんに対する期待』
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面倒を見ましょうね!」
手を広げて目を輝かせる愛宕はもう育てる気全開であった。
そこに高雄がツッコミを入れる。
「まったくもう……うちの鎮守府は人はいるんだから交代制でもいいでしょうに。今からそんなにはしゃいでいちゃ身が持たないわよ?」
「えー? でもでもーシンちゃんは可愛いからいいじゃない?」
「あのよ、姉貴。シンちゃんははっきりと言っちまえば榛名の小さい姿と言ってもいいんだぜ?」
「でも摩耶。どちらかというと性格は小さい頃の提督なのでしょう? それなら外見はあまり気にしないでいいんじゃないかしら?」
「ま、そうだけどなー」
そんな感じで高雄姉妹ははしゃいでいるのであった。
それを見つつ眠そうな顔をした加古はというと、
「まぁ子供だから一緒に寝たら温いんだろうねー」
「もう加古はすぐに眠る方面に話を持っていっちゃうんだから……」
すでに加古の抱き枕になる事が決定していた感じであった。
そして戦艦寮では金剛達がいざ来るであろうシンちゃんに対して熱意を燃やしていた。
「さーて、霧島に比叡! ワタシ達のところに榛名が帰ってくると同時にテートクの生き写しであるシンちゃんがやってキマスヨ! 言わばシンちゃんはワタシ達の妹も同然ネ。思う存分可愛がってアゲマショウ!」
「はい、金剛お姉さま。この霧島、教育マニュアルをお作りしますね。ぜひともシンちゃんには私がコーディネートした服を着てもらいたいです」
「あちゃー……霧島も結構悪乗りしてるね。まぁ妹分が増えるんだから私も歓迎かな? そしたら私の料理でも食べさせて……」
「「それだけはやめて……シンちゃんが死んじゃうから」」
「そんなー……」
金剛と霧島の二人に必死に止められていた比叡だった。
特殊艦の寮でも秋津洲が瑞穂たちと一緒に話をしていた。
「あー、早くシンちゃん来ないかなー? また一緒に遊ぶかも!」
「秋津洲さんは前にシンちゃんの面倒を見た事があるのでしたよね」
「そうかも! とっても素直で可愛かったかも!」
「でしたらこの神威も育てるのを頑張りたいと思います」
「みんなで育てましょうね!」
速吸や他のみんなも話に混ざってきて期待を膨らませていた。
そして空母寮では鳳翔さんが自室で手編みをしながらも、
「よし……こんなものでしょうか」
鳳翔さんの手にはシンちゃんのために作っていたのだろう手編みの服が持たれていた。
提督の服も複数作っている鳳翔からしてみればシンちゃんの服を作るくらいは苦労も何もないのである。
「うふふ……また一緒に寝られたら嬉しいですね」
一人鳳翔さんは胸をときめかせていた。
最後にやってき
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