暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜赤と紅と緋〜 日常風景のショートストーリー
士騎兄妹の休日 明日夏篇
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れも、無駄に派手なうえ、まともな感性を持ってる奴なら装着するのはためらうようなものばかりだった。
それにしても、アクセサリーにドラゴンがあしらわれているものが多いのは、自分がドラゴンだということへのこだわりなのか?
ただ、ひとつ言えることは・・・・・・いまからこの格好で街中を歩くのだと思うと憂鬱だということだけだ。
・・・・・・頼むから知り合いに出会わないでくれ!
―○●○―
「お、おまえ、明日夏か!?」
俺の望みは無惨に砕け散った。
運の悪いことに、知り合いこと松田と元浜と鉢合わせしてしまった。
二人とも、いまの俺の姿を見て唖然としていた。それなりに付き合いの長い二人からすれば、いまの俺の姿は驚愕ものなのだろう。
「よぉ、松田ぁ、元浜ぁ♪」
「・・・・・・な、なんだよ、その喋り方・・・・・・? おまえ、そんなキャラだったっけ・・・・・・? その格好も普段のおまえならしないぞ絶対・・・・・・」
「・・・・・・なんか変なもんでも食ったのか・・・・・・?」
松田と元浜は俺に指をさしながら顔を引き攣らせる。
「ああ、今日はちょっと思いきってイメチェンを、な♪」
「「・・・・・・・・・・・・そ、そうか・・・・・・」」
・・・・・・なんだか誤魔化せたのか、誤魔化せなかったのか微妙な反応をしていた。
「・・・・・・・・・・・・き、きっと、こいつにもいろいろあるんだろ・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・そ、そうだな・・・・・・」
コソコソと話して無理矢理納得している二人にドレイクが訊く。
「ところで二人とも、何してんだ?」
「あ、ああ。あえて言うなら、紳士の必需品を買いに、か」
「うむ」
「あー、エロディスク買いに行くんだな!」
「「失礼な言い方するな!」」
「エロに失礼もなにもないだろ?」
「いや! エロは偉大なものなのだ!」
「貴様には一生わかるまい!」
「ほー」
・・・・・・なんだ・・・・・・いやな予感がする・・・・・・。
「なら、そのエロの偉大さを俺に教えてもらおうか」
「「はっ?」」
ドレイクの言葉に、二人はマヌケそうな顔をし、俺は驚愕してしまう。
おいっ! ふざけるな、てめぇ!
俺はすぐさま、ドレイクに制止の声をかけるが、ドレイクに聞こえないフリをされてしまう!
「てなわけで、俺も連れてってくれよ?」
「本当にどうしたんだ、明日夏!?」
「マジで大丈夫か!?」
松田と元浜は本気で俺のことを心配そうに訊いてくる。
「言っただろ、今日は思いきってイメチェンしたって」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
松田と元浜は無言でお互いに向き合う。
「・・・
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