127だから押し込もうとしても、耳からなんて入れないんだよっ!
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更にブサイク度がマシマシになって、色々と碌でもない目にあって対価を支払い続けていた。
あまりにもすっ転んで、ハイヒールを脱いだら背丈が足りずに、ドレスの裾を踏んでコケる気の毒な娘を、祐一が支えてやる。
更に、車椅子の母親や、祐一を連行している関係者と一緒にエレベータに乗っていると、何故か電源を切られて止まった。
照明まで消されて非常灯だけになった。
「いやあっ、助けて〜〜っ」
暗いところも狭い所も駄目な気の毒な娘。
母親からは早めに引き離されたが、小さい頃は虐待とかネグレクトも経験して、僕だけがいない街のヒロインみたいな人生だったかもしれない。
「おかあさ〜んっ」
この場合、本家直系の娘がもっとブサイクだったり、BBAで嫁入り出来なかったのに、庶子も庶子、先々代の当主と、どっかの旅館の仲居と言うか、マッサージ嬢で客に求められたら体まで売っていた女が産んだような子を認めなかった連中の、破壊工作と言うか嫌がらせだった。
里の者に嫌われまくっている、母の素行の悪さも多大な影響を及ぼしていたが、華やかな門出、華燭の宴の直前にエレベータの籠の中で過ごす羽目になった、幸運のパラメータがマイナス表示の娘。
本来、祐一は引き離されて別行動している間に、披露宴中ずっとエレベータで過ごさせられる予定だったが、同じ籠で閉じ込められた。
即座に車椅子から立ち上がった母親が非常電話を取り、電話先を怒鳴りつける。
「お前、アタシらを閉じ込めとくか、カゴごと落とすように言われて金貰ったな? 残念だったなあ、こっちには現人神様も一緒に乗ってんだ。高いもんに付くぞ、2分以内に動かさなかったら、お前の家族全部殺す」
教団の実質ナンバー2に怒鳴りつけられた、気の毒な管理員。
「ひっ、あの、私は監視室の者で、電気室かエレベーター室で電源を落としたのが居るんじゃないかと?」
「よし、そいつら殺して電源入れたら、お前ら全員に200万やる。心配すんな、教団で始末するから罪にはならん、バールでも持って今すぐぶっ殺してこい、じゃないとお前が死ぬぞ」
「はっ、はい、今すぐ動かしてきますっ」
祐一も周囲の人物も、このBBAを敵に回すと、即ぶっ殺されるのを理解させられた。
ほんの少し待たされただけだが、幸運度マイナスの子には、当然苦痛が与えられた。
「も、漏れちゃう(青)」
チョロインさんは、休憩中にウェディングのままトイレに行くのも難しかったので、長いドレスを脱いで、神前結婚で着替える時にしようと思っていたのが裏目に出て、膀胱がパンパンになっていた。
そこで何故かこんな時だけ男前な表情で微笑む祐一。
「小さい方かな? マイハニー」
「え? うん」
もう美少年から直飲み出来る上級者になった祐一なら、ウェディングドレスのままの恋人
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