暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1946話
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れを調べるだけであれば、あまり時間は掛からない。
 もっとも、ペルソナ使い以外の存在は影時間には棺となっている以上、動物園や水族館に行っても、棺があるだけだが。
 ……動物園はともかく、水族館だとメダカとかの小さな魚も棺になってるのか?
 いや、そもそもの話、棺になる生き物ってのは、どこからなのやら。
 プランクトンとかそういうのも棺になって、無数の小さな棺が水の中を浮かんでいる?
 そう考えると、色々と気味が悪いな

「わふぅ?」

 どうしたの? と、犬が俺の方を見ながら、不思議そうに鳴く。
 それに俺は、何でもないという意味を込めて、そっと撫でてやる。

「それで、この子は結局どうするの? まさか、このまま放っておく……という訳にもいかないでしょ? またシャドウに襲われる可能性もあるし」
「そうだな。そっちの問題があったか」

 そっちの問題と口にしたが、実際には犬がペルソナ使いだという話から半ば逃避してただけなんだよな。
 溜息を吐きながら、改めてこれからどうしたものかを考える。
 そもそもの話、犬と言葉が通じない以上、意思疎通をどうするのかといった問題がある。

「……うん、そうだな。やっぱりここは美鶴を……桐条グループを頼った方がいいか」

 結局のところ、そういう場所に落ち着く。
 そもそもの話、人間ではないペルソナ使いであるというだけで、俺の手には負えないのだ。
 であれば、やはりここは大人しく桐条グループに頼る方がいいだろう。
 今までも、タルタロスの中で見つけたマジックアイテムに関しての解析は桐条グループに頼っているのだから、この犬に関して頼っても構わないと思う。
 ただ、1つだけ問題があるとすれば……
 視線をゆかりの方に向ける。
 ゆかりの過去についての問題だけだ。
 今まではゆかりも桐条グループに頼るという行為に、そこまで反対意見を持ってはいない。
 だが、それはあくまでも今の状況であればこその話であり……犬の件でも同じかどうかは、分からない。

「どう思う? どうしてもゆかりが桐条グループに頼るのが嫌だって言うなら、こっちも無理にとは言わないけど」

 ただ、その場合色々と面倒な事になるのは間違いない。
 そもそもの話、犬の処遇をどうするのかという事もある。
 このまま長鳴神社に放っておくのか、それとも戦力として連れて行くのか。
 放っておくのであれば、それはそれで構わないが……先程のように、影時間になればシャドウと戦う事にもなりかねないのだ。
 今回は、多少の傷程度で済んだが、これから先もそうだとは限らない。
 ……そもそもの話、あのシャドウは一体どこからやって来たんだ?
 今日はタルタロスのエントランスに美鶴と山岸の2人がいた筈だ。
 であれば、シ
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