第16話
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え込んだ。
「そうそう、その臨時の師範代の方関連で坊ちゃんに朗報があるんです!」
「”朗報”……ですか?それは一体どのような……?」
「何でもその方のお知り合いで、遥か昔に失われた”ヴァンダールの槍術”を受け継ぎ続けた家系の人物―――坊ちゃんにとっては遠い親戚に当たる方がいらっしゃいまして、本日より数日間、その方から手合わせや先祖代々受け継ぎ続けた”ヴァンダール流槍術”を指南して頂ける事になりましてな。失われしヴァンダールの”槍”を我々の手で復活させる切っ掛けになればと、我々もその方の到着をお待ちしている所です。……ちなみに臨時の師範代の方が出かけられておられる理由は件の方のお迎えに向かっているからです。」
「”獅子戦役”での先祖ロランの死によって失われたヴァンダールの”槍”を………?」
(お、お兄様。もしかしてその方って………)
(ハハ、どう考えてもフォルデ先輩だろうな………という事はもしかしてその”臨時の師範代”という人物は―――)
門下生の話を聞いて若干驚いたクルトはリィンとセレーネに視線を向け、視線を向けられたセレーネとリィンはそれぞれ苦笑しながらある人物を思い浮かべた。
「――――ウォルトンさん!手合わせの相手を頼めませんか……」
するとその時別の門下生がリィン達と会話をしている門下生に声をかけたが、リィン達の中にいるクルトに気づくと血相を変えた。
「クルト……!?お前、クルトか!?」
「あらま坊ちゃん!大きくなっちゃって!」
「はは……ラフィ、カティアさん。どうもお久しぶりです。」
その後、クルトは昔住んでいた時の顔馴染みと久闊を叙し……お茶などをご馳走になった後、また顔を出すことを約束してから稽古を再開する彼らに別れを告げた後特務活動を再開した。
特務活動を再開したリィン達はパルムにいる人形兵器らしき魔獣を見かけた人物――――トールズ士官学院の卒業生でああるミントに情報を聞いた後、街道へと向かい、ミントの話通り人形兵器達が現れた為、協力して撃破した。
〜アグリア旧道〜
「くっ……自爆までするなんて……」
「今のも”結社”の……とんでもない戦闘力だな。」
「ふう……内戦時、”執行者”達が使役したのと同じタイプみたいですね。」
戦闘が終了し、戦闘の疲労によってユウナとクルトが息を切らせている中アルティナは一息ついて静かな表情で呟いた。
「相変わらずサラッととんでもない事を言うな……」
「って、その口ぶりだとあんた、まさか”執行者”とまで戦ったの……?教官達も黙っていないで――――って、教官……?」
アルティナの発言に冷や汗をかいたクルトは疲れた表情で指摘し、クルトと共にジト目で指
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