仮面ライダーブラーボ/仮面ライダーグリドン
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はベルトと《ロックシード》を取り出した。
「悪いけどアテクシの店は予約制なの。飛び入り参加は認めないわ」
『ドリアン!』
ドリアンロックシードを解放、音声とともに空中で異空間に繋がるチャックが開き、そこから巨大なドリアン状の機械が現れる。解放されたドリアンロックシードをベルトにセット、ポーズを決めながら『その言葉』を叫び、ロックシードを自身にロックオンさせる。
「変身!」
『ロック・オン』
空中に浮かんでいたドリアン状の機械が鳳蓮に装着され、ベルトから全身に鎧のようなアーマーが装備される。さらに頭部のドリアン状の機械が展開していく。
『ドリアンアームズ! ミスター・デンジャラス!』
この沢芽市で唯一インベスに対抗できる存在。皮肉にもインベスを召喚するロックシードで変身する、アーマードライダー――凰蓮が変身するアーマードライダー、ブラーボ。ドリアンアームズが完全に展開しきると、緑色の装甲や鋸状の双剣《ドリノコ》を持った、中世のグラディエーターのような様相を見せる。
「坊や! アータはお客様を守りなさい! 傷一つつけるんじゃないわよ!」
「は、はい!」
店の守りを、同じく変身用のベルトである戦極ドライバーをつけた城乃内に任せ、凰蓮は――いや、ブラーボはインベスと相対する。敵は下級のインベスが三体。相手は理性のない動物同然とはいえ、紛れもなく『本物』の命の取り合いである。
「ふん……お客様を怖がらせた罪は重いわよ!」
しかし凰蓮はそれに怯むことはない。過去、フランスの外人部隊で戦っていた凰蓮にとって、命の取り合いなど今更だ。ブラーボのパワーを活かして三体で固まっているところに突撃し、一番端にいた下級インベスをドリノコで突き刺し、あっという間に縦に一刀両断してみせる。
接近してくる残り二体ももう一本のドリノコで切り裂きながら、ラグビー選手のような肩を用いたタックルで吹き飛ばし、その隙に戦極ドライバーに装備されたカッティングブレードを一回倒す。
『ドリアン・オーレ!』
ドライバーの力でロックシードの力をさらに解放。エネルギーをドリノコにチャージすると、タックルで吹き飛んだインベスが起き上がる隙に、そのエネルギーを飛ぶ斬撃のように放つ《ドリアッシュ》を炸裂させる。倒れていた下級インベスにそれらを避ける暇はなく、エネルギー弾に直撃したインベスはあっけなく爆発四散する。
「やった! 流石鳳蓮さん!」
店を守っていた城乃内から歓声が飛ぶが、凰蓮は疑問に思っていた。何か嫌な予感がする、と。あからさまに弱すぎるソレに、自身の勘がけたたましく警鐘を鳴らすが、その違和感の正体を掴むことは出来なかった。自分の考えすぎか、と下級インベスの亡骸に背を向け、店内のお
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