ペルソナ3
1945話
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いから、実際にやるのは駄目だろうが。
「ふぅ、ようやく落ち着いたわ。……それで、アクセル。どんなのが宝箱に入ってたの?」
「ああ、これだ」
スポーツドリンクを飲み終わったゆかりに、ソーマと魔法の込められた宝石を見せる。
ゆかりにも、これを見ただけでどれだけの代物なのか分かったのだろう。
少し息を呑み、驚いたように俺の手の中にあるソーマと宝石に目を奪われていた。
「凄い……これ、確か前にも宝箱から出てきたわよね? ソーマだったかしら」
「ああ。桐条グループの分析結果によれば、使用すれば体力、魔力ともに完全回復するくらいの効力を持ってると予想されている魔法薬だ」
もっとも、それだけ貴重な魔法薬ともなれば、こっちとしてもそう簡単に使える代物ではないのだが。
寧ろ、俺の場合はエリクサーとかそういうのがあっても、ラスボスでも使わずに取っておいたりするタイプ……なのかもしれないな、実は。
「ソーマもそうだが、俺が見せたかったのはこっちだ」
ソーマには劣るが、宝石の方にも十分強力な魔法が込められているのだ。
「宝石? ……これはどんな魔法なのか分かる?」
「いや、残念ながら分からないな。桐条グループの結果待ちだ」
「おう、アルマー、岳羽も。取りあえずこれ以上ここに用事がないようなら、エントランスに戻るぞ。ここは安全だと思うが、いつ死神が現れるか分からねえからな」
そんな荒垣の言葉に俺達も特に異論はなく、双方向ターミナルを起動する。
「ここが59階……となると、次の番人シャドウは75階とか、その辺になるのか? それとも、ここまで結構な階を上ってきたし、次は封印のある部屋か。……どっちだと思う?」
「私は番人シャドウかな」
「俺は封印の部屋だと思う」
ゆかりと荒垣の間で意見が割れる。
俺としては、何となく次は封印の部屋だと思うんだけどな。
もっとも、それは特に何か確証があって言ってる訳ではなく、実際にそれがどうなっているのかは、タルタロスを攻略していく必要があるんだが。
ともあれ、俺達は双方向ターミナルを使ってエントランスに戻る。
「ん? ああ、アクセルか。そちらはもう今日の探索は終わりか?」
俺達の姿を見た美鶴が、そう言って声を掛けてくる。
どうやら、今日の山岸の護衛は美鶴だったらしい。
「ああ。59階の番人シャドウを倒したからな。これ以上は進んでも、次の番人シャドウのいる階までは到着出来ないと判断した」
「……随分とスムーズに進んでいるな」
「ああ。……そう言えば、こういうのを手に入れたんだが……」
ふと、もしかしたら、本当にもしかしたら美鶴なら着るのではないかと思い、俺は空間倉庫からハイレグアーマーを取り出す。
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