暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
9部 ViVid!
4章 インターミドル予選
3回戦 観戦 ヴィヴィオVSミウラ 1R
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食らっているはずなのに、お互い笑顔で対戦してやがる。
格闘技好きだとは知っていたんだけど、バトル馬鹿だとは思わなかった。
多分俺の影響じゃなく、なのはとフェイトの影響だと信じたい
俺はジト目で保護者二人をみたんだけど・・・
「何か言いたそうだね、綾」
「何かな綾ちゃん?」
「あのバトル馬鹿思考は2人からだなって思って」
「「綾 (ちゃん)だよ」」
「絶対に二人だって、二人が戦ってた時も楽しそうだったし、なのはとヴィータ、フェイトとシグナムの時も楽しそうだったし・・・」
「夫婦喧嘩や子弟喧嘩は後にしいや、いい試合してるんやで」
「「「・・・」」」
俺らが話し合っている最中リング中央では激しい打ち合いをしていた。
ミウラはボディ狙いでヴィヴィオの足を止める様に見える
ヴィヴィオの一撃は確かに軽いけれど、急所狙いだから、一撃で意識を飛ばせる鋭い攻撃だ
本当になのはとフェイトみたいだ
高火力と高機動
そしてお互い一撃で終わらせる方法がある。
1R終了して互角と言ったところか
でもやはりヴィヴィオの方が分が悪い
ボディのダメージはじわじわ来るし、抜けにくい
反対にいくら軽度の脳震盪起こしても回復するからなぁ
「はやてもよくあんな原石見つけたよね」
「たまたまなんよ」
「本当にスバルの時と言いミウラもそうだけど、青田買いの名手だね」
「褒めとるんか」
「もちろん。私が戦いたいと思うぐらいだよ」
「でもなぁ、ミウラは器用じゃなかったけれど、真摯な姿勢と情熱があって、その情熱に当てられてうちの子たちが鍛えたんや」
「あの抜剣はすごいと思った。そして昔中国の凄く強い武闘家が言った事を思い出したぐらいだよ
多くの技を身に付けるより、ひとつの優れた技を極めよってね。それを自に行っている選手だと思った。
本当にくじ運が悪いと思ったぐらいだよ」
「そこまで評価してもらって嬉しいよ」
「でも、ヴィヴィオの不利は承知しているけれど、負けないよ。ヴィヴィオは勝つから」
「ヴィヴィオは強いけれど、ミウラが勝つよ。意外と綾ちゃんって親ばかさんやなぁ」
「言ってって」
俺は少しだけ恥ずかしそうにそっぽを向いた。
幼馴染の三人はクスクス笑いだしたところで、2R目が始まった。
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