ペルソナ3
1944話
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御力が高いのは間違いない。
……問題なのは、やっぱりその形状なんだよな。
「本気で言ってるの?」
「ああ。こうして何度もハイレグアーマーの入っている宝箱を出してくるんだから、向こうがそう考えていてもおかしくはないだろ?」
「それは……」
その言葉は否定出来なかったのか、ゆかりも黙り込む。
実際のところ、ゆかりが一度ハイレグアーマーを着て、それ以降ハイレグアーマーの代わりに他のレアな装備品とかが出てきてくれるのであれば、こちらとしては大歓迎なのだ。
「嫌よ」
だが、結局ゆかりはそう告げる。
……まさか、無理矢理にでもハイレグアーマーを着せる訳にもいかないだろうし、そう考えれば、これ以上は無駄か。
「駄目だった」
「そんなに簡単に諦めるなよっ!」
荒垣が不満そうに叫ぶが、実際問題、ゆかりに着る気がない以上、ここで何を言っても無駄なのは間違いない。
俺達がこれからハイレグアーマーばかりを集めるような事になっても……まぁ、レモン達へのお土産として考えれば、そんなに悪い訳でもないのか?
うん、レモンとかのような大人の女がハイレグアーマーを着ているのを見れば、色々な意味で滾ってくるものがあるのは間違いない。
となると、このハイレグアーマーはまだ大量に必要となる訳だが……これまでの経験から考えると、その階で宝箱から入手出来るアイテムってのは決まっているらしい。
だとすれば、この階を含めて今までハイレグアーマーを入手した階で宝箱を取りまくっていれば、ハイレグアーマーの入手は容易な筈だ。
もっとも、ハイレグアーマーはレア宝箱の中に入っているんだから、そもそもそのレア宝箱を見つける必要があるんだが。
レア宝箱というだけあり、当然ながらその宝箱は普通の宝箱よりも見つけるのは難しい。
それに、ハイレグアーマーを入手した階は、この階を含めていずれも双方向ターミナルのない階……つまり、毎日影時間になる度に構造が変化する階だ。
そうなると、普通ならレア宝箱を見つけるのは難しいだろう。……普通なら、だが。
だが、俺は到底普通な存在ではない。
それこそ、俺1人だけという条件付きではあるが、スライムを使えばその階はあっさりと探査する事が可能なのだ。
シャドウは倒しても特に何か意味がある訳ではないが、宝箱を集めるという意味では、俺はかなり有利なのだ。
そう考えれば、やっぱり俺にとってタルタロスの探索というのは天職に近いものがある。
……勿論、スライムを使う以上、俺が1人でという条件付きだが。
「ほら、とにかく次に行くぞ。無駄に時間を掛けると、多分死神とかが現れるだろうから」
その言葉に、ハイレグアーマーについて嘆いていたゆかりも、そんなゆかりをどうにかしろと俺に視線を向け
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