第三幕その十一
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「頑張れるのよ」
「そうだよね」
トトはドロシーのその言葉に応えました。
「何といってもね」
「そう、だから今はね」
「皆で頑張れるね」
「そうよ、シーフード料理美味しかったし」
「デザートもね」
「私も元気が出たから」
「ドロシーに元気が出たら」
それこそといういうのです。
「違うからね」
「そうそう、ドロシーさんが元気だと」
オジョも言います。
「雰囲気とかも違うしね」
「ムードメーカーでもあるからね」
「いつも明るいけれど」
そして前向きです、ドロシーの性格的な長所です。トトはいつも一緒にいるからよくわかっています。
「食べた後はね」
「特になんだよね」
「その前向きさを活かして」
そしてというのです。
「やっていこうね」
「私が軸なのね」
「当然だよ、ドロシーだから」
もうドロシーがいると、というのです。
「オズの国ではそうなるよ」
「そう、何といってもドロシ―王女がいないと」
「はじまらないことも多いしね」
教授とカエルマンも言います。
「ましてやそこドロシ―王女がいたら」
「それだけで軸になるのだよ」
「私ってそうした人だったのね」
「うん、オズマと並んでね」
トトも言います。
「オズの国の名士だから」
「それでなのね」
「そう、いればそれで軸になるんだよ」
「そうした人だったのね」
「実際ドロシーがどれだけの騒動を解決してきたか」
トトはこのことも言います。
「オズの国で」
「そう、だからドロシーさんが来てくれてね」
オジョはコーヒーの最後の一杯を飲みました、これでこの子のお昼御飯は完全に終わりました。
「僕も百人力だよ」
「騒動を解決するっていうのね、私が」
「絶対にね」
こう確信しているというのです。
「だから嬉しいよ」
「じゃあご期待にね」
是非にと答えたドロシーでした。
「添う様にするわ」
「お願いするね」
笑顔で言うオジョでした、そのうえで皆で森に向かうのでした。
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