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オズのトト
第三幕その八
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かとです、ドロシーが言うことはといいますと。
 ここで、こう言ったのでした。
「借金がないからね」
「お金自体がないからね」
「幸せよ、そういえば外の世界での私って」
 その時はどうだったかとです、ドロシーは思い出して言うのでした。
「何か叔父さんと叔母さんが困っている場面ばかり見ていたわ」
「僕もだよ」
 ずっと一緒にいるトトも同じでした。
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