暁 〜小説投稿サイト〜
銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第六十八話 戦艦を貰おう
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ます。
そして艦を預かる事もある。メルカッツ提督も来てます、無論艦長も来てますよ。
そろそろセレモニーです。

「皇帝陛下の御臨席、違え希なる栄華とし子々孫々まで肝に銘じまする」
工廠長。緊張気味で変な感じになってますね。
「皇女殿下。命名式及び進宙のシャンペン割をお願いいたします」

さあ出番です。
思いっきりおめかししてきてますよ、母様の趣味丸出しですが。
艦首に向かっている紅白のリボンにシャンペンが括り付けられています。

まず壇上で命名式です。
艦名を書いた表彰状のような丸く丸まった紙が乗ったお盆を、
侍従が父様から受け取り、静々と進んできます。

其れを父様の侍従武官ケッセリング中将が私に渡してくれます。
「皇女殿下此方をお持ちになって下さい、合図と共に開いてお読み下さい」
「判りましたわ。ケッセリング」

軍楽隊が、OVAで聞き慣れた帝国軍軍歌を生演奏し始めます。
やっぱり良いですね、ジーンと来ますよ。
合図が来ました。

「殿下お願い致します」
縦に丸まった紙を真っ直ぐに持って命名です。
しかし、この紙持ちにくいですね。

「本艦をラプンツェルと命名する、
銀河帝国第三皇女テレーゼ・フォン・ゴールデンバウム」

其れと共に全員から拍手が起こりました。
その拍手の中ケッセリングからシャンペンを渡されました。
「皇女殿下此方をお持ちになって下さい、合図と共に手をお離し下さい」

シャンペンを受け取り一呼吸後。
「殿下お願い致します」
手を離すとシャンペンが活きよい良く艦首へと進んでいきます。
そしてパシャンと割れ鮮やかな泡が舞いました。

壇上から降りて、父様の所へ行きお礼を述べます。
「お父様。この度は私の為に戦艦下賜、誠にありがとうございます」
父様もにこやかに返してくれます。
「うむテレーゼ気に入るとよいの」
「はい」

帝国軍三長官のうち、エーレンベルグ元帥はよく知っているのでにこやかに見ていてくれます。
シュタインホフ元帥は相変わらずのぼけーっとした感じです。
ベヒトルスハイム元帥は鋭く艦を見てます、やはり気になるようですね。

セレモニーとして。艦長、副長、運用長が父様と私の前に進み出ました。
実は艦長人事は超悩みました。
艦長で有名どころは、ザイドリッツなのですが。
彼はまだ士官学校生ですからね。

他に艦長ってシュタインメッツとかしか考え付かなかったんですよね。
あとはロイの弄んだ女の親とかしか考えつかなかったんですが、
原作の10年前ならワーレンの旗艦サラマンドルの艦長ドゥンケル大佐が居るはずだと、

軍務省士官データーバンクから探したら、
少佐で軽巡航艦の艦長してましたから早速頼んでスカウトしました。
何故っ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ