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KANON 終わらない悪夢
126あ、今回、流石にムリ
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をあのおんなからとりかえす、ゆうくんをあのおんなからとりかえす(無限ループ))

 陰キャの自分を虐めようとした同級生とかも、術を行使して笑顔でガラ抑えて「こんな奴最初からクラスにも存在しなかった」と親や教師の記憶まで書き換え、『お前の足は、自分の意志に反して後ろに下がり続ける』と言い渡して、生贄に捧げて飛び降り自殺させたり、何度かイジメを受けていたクラスメイトを救った悪魔。
 栞もそのお陰で数回救われていた。
 幼いょぅじょをハイエースしてレイプして惨殺、山に埋めるような魔物は人間じゃないので平然と呪殺した化け物。
 わざわざ一人で人気のない場所を歩いて隙きを作り、ワンボックス車の乗員全員に術を掛けて、どっかのロリコン作家の漫画のラストのように、数十人排ガス自殺させた悪鬼羅刹。
 あゆや他の少女に使用する、汚いロウソクを回収して、天使の人形に使わせた元凶。
 目の前の何の能力も持ってなさそうな女なら、一瞬で消せる術者だが、相手は仮のイザナミで、この世のシステムによって守られてしまっている。
 舞のように自傷自殺だけで対価を払い、物理法則を捻じ曲げて約束の少年を取り戻したのとは違い、過剰防衛によって身を守り、魔物を憑依させられる前から魔物だった少女。
 過去の術者と同じく、最愛の人物を失ってから使い魔を放ち、夜の使い魔まで作成して命を集め、何度か一族に討伐された美汐。
 今回の美汐は舞の魔物を憑依させるまで、秋子や名雪の記憶消去で暗示も与え、綺麗なままにしてあるが、レベル1妖狐だった天使の人形に、殺人技や術の全てを教えたのも美汐。
「みーちゃんのゆめのなか」で、あゆの命を繋ぐ術、命のロウソクを他人から盗んででも
繋ぐ術を教えたのも美汐である。

 怪獣栞の場合。
(ユウイチサン。イエ、天使クン、コノ女ノ子供ニウマレタイッテナンデスカ? ワタシデモ、オネエチャンデモ、マイオネエサマデモナインデスネ?)
 魔物化して怪獣言語で考えている栞。
 心の声を防ぐような能力は持っていないので、もちろん祐一くんにもダダ漏れ。
 天使の人形クンご執心の女を、スリーピングコフィンで凍結させて、音速パンチを入れて粉砕、アナザーディメンションに叩き込んで、天使の人形でも救出不可能な場所に放り込んで、超新星爆発している現場かブラックホールに叩き込み、原子まで破壊して素粒子に戻せば、この世のシステムとやらでも守れない。
 現在の美汐にも舞にも委員長は破壊できなかったが、栞になら可能。
 流石に2ヶ月間改造しまくっただけの事はあり、4次元技のパワーも桁違い。
 このまま次元跳躍能力や、7年前以上の過去に転移する能力を持たせることができれば、あゆが落下する前の時空へ辿り着ける。
 一応天使の人形も、独自ルートで解決する道は探り続けている。
 
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